2018/02/01

ラコートタイプの製作(4)ブリッジ作り

形状はラコート氏のとは違いますが、当時の感じでデザインしました。黒檀を削り出しました。写真ではわかりにくいですがサドルの溝も彫ってあります。多少ずっしりするのでもう少し削ろうと思います、弦端をボディの中に入れてブリッジピンで留める方式になります。貝を嵌めた「ボタン」の作り方を以下に紹介します。
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▼「ボタン」の作り方
①丸棒に黒檀片を瞬間接着剤で貼って木工旋盤で直径6mmの穴を彫ります
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②その穴に貝を埋めて瞬間接着剤で接着してから
③黒檀の外径が9mmくらいになるまで削って
④貝の面を少し丸みをもたせながら全体をサンディングして、最後はコンパウンドで磨く(以上、旋盤を回しながら)
⑤先端の「ボタン」部分を手鋸で3mmくらいの厚みに切り落とします
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2018/01/29

ラコートタイプの製作(3)響板と裏板のブレイシングと裏板接着

裏板を接着してボックスになりました。このギター、表も裏横材も大変お世話になった大阪の製作家氏の遺品を使用させていただいてます。

▼概ねオリジナルに倣ったブレイシングですが、太さや断面の高さは勘でアレンジしています。ネックジョイントはオリジナルには従わずいつものクサビ固定式にしました。
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2018/01/23

杉630mmギター引渡し

トップに米杉(ネズコ)を使った自作第一号がユーザーのもとへ。弦長630mmに650mm用のボディを合わせた。杉のギターらしくハナから華々しく鳴る感じだが、そのなかに自作のスプルースギターではそれほど感じない「憂い」を感じる。押弦に関しては650のギターより決して弱いとは思わない。むしろその逆かも。「2月に初披露となるでしょう」とユーザー氏。幸多かれと祈る。

▼インディアンローズウッド
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▼ご指定によりポジションマークを
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▼ヘッドのデザインは今回もこれ
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▼ブレイシングはこれと同じパターン。杉材でも好ましい結果が出たようだ。15937135_1210519325650904_4564680877242470536_o.jpg  
2018/01/16

ラコートタイプの製作(2)ヘッドのVジョイント

当時の様式に従ってVジョイントにしてみました。写真は、カーリーメイプルのネックにマホガニーのヘッドを接着/固定しているところ。

↓背面側。こちらの面は完成後に丸見えになるのでそれなりに気を遣います。
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2018/01/13

ラコートタイプの製作(1)ロゼッタ

久々に「19世紀ギター」の製作です。1830年代のラコート(ルネ・フランソワ)をモデルにします。
まずはロゼッタです。どこかで見たようなデザインかもしれませんが、自分的にはまあオリジナルということで。その手順は以下に。
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 カエデのツキ板の上に、パーツを適当に並べて白い薄板を挟んで接着します。カエデの板にも貼り付けると後々楽に作業できます。乾いたらコンパスで円を描いて糸鋸でドーナツ型に切り取ります。MRU_3881_01.jpg 
そのドーナツを表面板に埋め込んでツライチに均します。これで終わりにしようかとも思いましたが、ドーナツの内外周に1.5mmの溝を掘って白/黒の薄板で縁どりました。それが冒頭の写真です。
使用した木は、サティーネ、パロサント、ブトゥムジュ、オリーブ、パリサンダー、チューリップウッド。
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