2008/12/24

九番合唱付き

今年も 『天理の第九』 を鑑賞する機会に恵まれた。
コンサート会場は文字どおり立錐の余地が無い超満員。もうすっかり市民に定着している。

まずは、第一部のパガニーニのカルメン変奏曲。いわゆる超絶技巧曲だが上手なバイオリンだった。出だしは弓が滑ってるみたいであまり鳴っていなかったが、だんだん調子がでてきて最後のほうではホールじゅうに響き渡った。このへんは同じ木の箱のギターとよく似ている。

バイオリンはラッパに負けないほどのエネルギーと、このうえもない優しさを併せ持つが、それを実際に味わえるのは満員のコンサートホールでの生演奏に限定される。名器でなくてもそれなりの手工品でよい。
しかし、オーディオ機器でその魅力を感じたことは今まで皆無である。バイオリンは電気再生では魅力が消え失せる楽器の代表、と思う。

さてメインの第九。
筋書きもなにもかも事前に承知していても、めくるめく感動。やはり素晴らしい。

感動の正体は?
こんなものを作った作曲者に、というのもあるが、
やっぱり三百人の懸命のパフォーマンスに。

演奏は一期一会、発せられてはすぐに消えるものだが、帰途車を運転しながら映像付きで何回も反芻(再生)できた。

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