2009/07/25

手作りギターの手作りたるゆえん

といつも自分に言い聞かせながら、延々と繰り返す作業がペオネスで表面板と横板をつなぐ工程です。
ペオネスとは断面がだいたい三角の小さな木片です(写真参照)。

この木片を大量に切り出すところからはじまって、まず写真のように並べていきます。
なお、ペオネスが大小あるのはマエストロ・ロマニリョス直伝の方法で、今回採用しました。

この作業がつらいのは、表面板の写真の部分は少しふくらませてあるので横板と直角ではなくて多少鈍角になっているからです。
ペオネスのほうはきっちり直角に作ってあるので、このまま接着してもガタガタで密着しません。

私はこれを密着させることこそ音に対して極めて重要と考えているので、それこそ妥協できないのです。

小さな木片をひとつずつヤスリで調整してピチっとフィットさせます。忍耐です。CDをかけながら「これを聞き終わる頃には半分ぐらいいってるやろ」とか思いながら。

全部並べ終わったら、次は接着です。もちろん並びを崩したら一巻の終わりです。
接着にはクランプがつきものですが、こればっかりはクランプできません。なので糊をつけては棒の先でじっと押さえます。これまた忍耐。

こんなこと量産モデルでやっていたらこの工程だけで全体の半分以上のコストがかかるでしょうね。


SETJ_pns.jpg

コメント

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No title

このギターに、洗濯板取り付けですか?

がんばって居られますね!

No title

そうです。洗濯板をつける予定です。