2010/12/17

ワークベンチの製作-5 鏡板のはぎ

今朝の工房の温度計は1℃。これは真冬でも珍しい。きょう使う接着剤は、室温10℃以上でなかったら性能が出ないのでエアコンも石油ストーブもガンガンに入れた。
その石油ストーブの上にくだんの接着剤を置いて温める。
でも合成接着剤はこれくらいでOKなのでまだ楽チンなのである。

もしニカワだったらおおごと。温度に対して何倍もシビアーなのである。材料まで温めなければばらないし、且つ冷めないように維持しなければならない。
木で弦楽器を作るプロはたいていニカワを使う。音に関してはともかく、強度や耐久性に関しては現在の優秀な合成ボンドに対する優位性は甚だ怪しいが、この扱い難いシロモノを愚痴も言わずにあたりまえに使いこなす。自慢はしない。これ本職。
ニカワは水と熱で簡単にはがれるのでどんな接着剤よりも修理しやすいというのが最大の特徴だが、それよりもくっつき具合をアナログ的にコントロールできるのでこれを極めれれば、適度に柔軟性のあるグライダーのようなボディを作ることが出来て、これが音の響きに好ましく作用する・・・・・ような気もしている。
来年早々、久々に真冬のニカワ仕事が待っている。

今日は薄板の接ぎ作業。ワークベンチの横板、底板、天井板に使う。松の3分板。
写真のごとくオーソドックスな方法。いろいろ試したが結局これがいちばん信頼できる。
ふくれ止めの押さえ板にはボンドフリーのテフロンテープ(白く見える)を貼っている。
ちなみに、ギターの表甲や裏板もこの方法が多い。
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