2011/04/18

ラプレヴォットの製作-6 ペオネス&ライニング

表面板面積がそれでなくても狭いので、ペオネス(表と横板を接着する小さな駒)は思いきって小型で薄くしました。
ちなみに、ラプレボット氏はバイオリン製作家らしく、ペオネスではなくて鋸目無しのライニング方式にしています。

一方、裏板接着時の糊しろとなるライニングは、オリジナルどおり鋸目の無い1本の板(3mm厚)を曲げて作りました。
写真はまさにそれを接着しているところ。いつもの洗濯バサミではさすがに役不足なのでのご覧のクランプ総動員となりました。

このライニングは接着後に、断面が台形になるようにナイフで削って成形します。前もって削らないのはクランプしづらいからです。

このあと裏板でフタをするのですが、それまでに決めねばならないことがあります。
それは、今回のブリッジをどうするかです。
 1)モダンギターと同じ形式
 2)フォークギターみたいなピン止め方式(オリジナルはこれです)
 3)ブリッジはサドルのみとして、弦は表面板にじかに穴を明けてそこから引っ張る(アルハープ式)
 4)1)と3)の両方が試せるようなデザイン

1)以外は、表面板の裏にちょっと細工が必要なので、裏板をくっつける前に決断せねばならないのです。
いい機会なので普段から思っていることを試したいと思う一方、今回はオリジナルを尊重しときなさい・・・・という自分も居て。

craftm_lpvt_pl.JPG




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コメント

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No title

色々と新機軸で・・楽しみです。

全部旨く嵌ればいいですね!

No title

楽さん、
そうですね、ありがとうございます。この楽器は習作、気楽です。

No title

トルナボス、Vジョイント、削り出しetc. といい、ハープリュートまで作る。現代のギタークラフトマンはこれらのことを頼んでもなかなかやってくれません。失礼と分かった上で言えばできない?それとも蒔絵同様採算がとれないから?その点丸山さんは温故知新というかチャレンジャーですね。尊敬します。目下思うように楽器を操縦できないジレンマでいっぱいです。楽器のレベルが高過ぎて、自分の技量が追い付いてません。魔法の言葉で友達増えても、魔法の手は売ってないもんなあ。

No title

山田尚生さん、
過分なコメント恐れ入ります。ただの物作り大好き人間なだけです。
ギターって、作る方も弾く方も、終点はいつも遥か向こうに居てくれるところが魅力だと思っています。

No title

進んでますね。

実は今作っているギターでは,ライニングは板材でやってみようと当初は思っていたのですが,流れの中で,普通のになってしまいました。

材料を有効に使おうと思えば,裏板・横板の端材を使ったら,表面板以外は同一の材料で行えるので,少しずつその線を追求しようと思っています。

今回は裏板の力木だけそうしました。

私がラプレボットの構造に関心を持ったのは,ヴァイオリン製作家ということを知ってです。

製作中の子供用ギターでは,裏板の表側だけ削り出しでやってみようと思っています。7.5mmある板を削って2.5mmにして,他を粉にして捨てるなんてもったいない気がして。力木は無しで。



No title

Totanさん、
うちにもギターを作った時の端材がいっぱいあります。
サンディングの粉は草木染めぐらいしか使い道がありませんね。

裏板、7.5mmあれば削り出せますね。