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ラプレの響き

ラプレヴォットに完全にはまってしまった。

子猫のように小さくて羽根のように軽い楽器。
カラっとしてなくて、明るくない音。逆を返せば、しっとりとメランコリックな感じ。
ガンガン鳴る楽器ではない。ドスのきいた声もしない。
ひとに聞かせるというよりは、自分自身に語りかけてくる感じがする。それだけに用途も限定されるかもしれない。

極めてすなおな楽器だ。だから弾き手も真摯に対応しないと応えてくれない。意気込んだり変な打算を以って弾くと絶対にいい音はしない。
ここ何日かこればかり弾いているので、モダンギターに持ちかえるとものすごく巨大に感じる。その大きさが、情けないほど間が抜けているようにさえ感じる。(おそらく一過性だと思うが)

この響き、モダンギターのボディでも出せないものか。これは課題のひとつになりうる。




コメント

No title

仰る通りで、ギターで何か表現してやろうとするとダメでしたね。

スタイルは19世紀ギターということですが、レプリカというよりは将に丸山さんのオリジナルギターだと感じました。

最初は戸惑いました。真に僭越ですが、19世紀ギターにもある程度なれているつもりでしたし、ラプレボットは製作家さんにこういう弾き方でよいのか質問しながら試奏したりでしたので そのつもりでお伺いしましたが、先日はびっくりしました。こう表現しようと弾いてもダメで、私が一番よく響くにはどうすればよいか、HSPTさん よ~~~く考えてごらん、フフフ・・・ でしたね~。ちょっとした試奏経験なんかはたいしたことはないんだと思い知らされました(笑)

今まで弾き覚えた19世紀ギターの感触を全力投球しましたが、その心の全力がいくら手の力を抜いていても見透かされた感じでした。

次の作品が楽しみです。

No title

私はどちらかと言えばタッチは強くて重いです。ですが最近これを根本的に考え直さなくちゃいけないのかな?と思っています。軽いタッチでも演奏に深みのある表現力。maru さんの云わんとしてることは実際にHSPT さん同様弾いてみないと分かりませんがこの課題はモダン、19世紀、或いはA . de トーレスetc. 関係なくできなくてはと思いました。ですかこれは一生の課題かな?

No title

HSPTさん、
スイートスポットが狭いって感じですかね。


魅惑のギタリストさん、
TPOに合わせて七色のタッチを使い分けるというのも素敵ですね。

No title

弾かせて頂くのが益々楽しみになってきました。

No title

楽さん、
ふた昔前のパーシモンのドライバーみたいですよ。

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