2011/06/16

ラコート7弦の製作-4 表面板とその振動解析

いちおう表面板が完成した。

写真のようにブリッジの裏には何も配さず、自由に板を振動させようとする原作者のコンセプト。前回のラプレヴォットもそうだが、こういう考え方には大いに賛同できる。そのかわり板の厚さ分布はファンブレイシングを採用するモダンギターよりは多少でも厚めにしたほうが何かと好ましかろう。

▼一番下のバーだけはスキャロップ(両肩を削ること)しないのはオリジナルどおり
craftm_Lchp_Sb.jpg


▼周波数スペクトラム (上の写真左に写っているバチでブリッジ位置を叩いて、その音を右に写っているレコーダーで録音した)
 ピークは273.9、237.3、147.9(Hz) 三つめは実音Dにかぶるがこの波形なら問題なしとする。
 モダンギターに比べて固有振動数はやはり高い。
craftm_Lchp_Sp.jpg


▼振動の様子  きれいな紡錘形で減衰していくのが望ましい気もするが、少々「ふし」が観察される
  今の段階ではこうしておく
craftm_Lchp_Wv.jpg




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コメント

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No title

ブレイシング何とか分かった様ですね。ラプレヴォット程ではない(同じか?)にせよモダンと比べてシンプルですね。多くの制作家は板を叩いて、聞いた音と過去の経験、勘を頼りに作られますが以前お話しして下さった周波数特性を見て科学的に検知されるとは流石!!音響研究者の鈴木松美先生もびっくりじゃないですか!?

No title

素晴らしいのが、出来るでしょうね!

きっと!!!

No title

魅惑のギタリストさん、
シンプルですよね。私としても物を構成するとき何かを付け足すより、何かを差し引くほうが好きです。
振動解析は「ものさし」として使っています。角度を測るのに分度器を使うのと同じですね。
鈴木先生、思い出しました。イグノーベル賞を受賞されてますね。

No title

楽さん、
そうなるように誠心誠意!です。

No title

ご存じでしょうが
参考になればと思い、張っておきます
http://www.harpguitars.net/history/lacote/lacote.htm

No title

Mazaさん、
いつも情報提供ありがとうございます。
そのサイトとそこからLinkしているところは最も参考にさせていただいてます。