2011/07/02

ラコート7弦の製作-7 横板接着

組み立て工程に入ると、この時期はやはり室内の温度と湿度には気をつかいます。
といっても普通のエアコンしかないので、先月末みたいな高温多湿の日はあっさりと作業しないようにしています。

そのぶん完成は遅れますが、幸いそれを気にするようなお客様にはまだお目にかかったことがありません。
それより完成後のトラブルを回避することのほうが遥かに大切です。

響板と横板とはペオネスという小さな駒で接合します。今回は堅いタイプのマホガニーで作りました。
このペオネス、自分は神経質なほどピタっと隙間なく並べますが、1mmあるいはそれ以上、間をあける世界屈指の有名なドイツの製作家もおられます(おられました)。そうかと思えば、駒ではなくで連続した切れ目なしの無垢材を曲げて使う製作家もいます。これらは、どうも表面板の音作り(別の言葉で云えば厚み)との相関があるように思います。

▼ピンセットの左にあるのがペオネスです。この工程が済めばかなりホっとします。
craftm_Lchp_Pf.JPG
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コメント

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No title

手持ちのギターの側板と裏板の接合部分は何度も見たことありますが(表板との接合部分は流石に直接見えません)ぺオネスを張り付けるって考えたら手の懸かる作業だとよーく分かりました。と云うことはピタッと隙間なく並べられるように一辺の大きさをどの位にしていくつ並べることによって隙間なくする訳で…私には機の遠くなる?様な作業です。それにしてもホントに今の季節梅雨かな?高温多湿での作業を避けることは懸命です。現在も多分そうだと思いますが関西の大家M. M. さんの様に梅雨の季節は仕事しないのもいいもの作るのには懸命ですが生活かかっていたらそうも云ってられないわなあ。こう暑いとゲリラ豪雨は御免ですが一雨欲しい。

No title

魅惑のギタリストさん、
ペオネスの工程は手をかけただけのことは必ずあると思っています。
なにせ200個ほどあるので、その材質、大きさ(の組み合わせ)、並べ方、接着の精度・・・楽器の音に影響する大きな因子です。