アコギ(J-45/50)の製作:ネック&ヘッド加工
- 2011/12/20
- 16:02
今回の糸巻きはお客様持ち込みのクルーソンを使います。ヴィンテージギブソンではこれらしいです。
この糸巻き、巻軸の軸受の役目となるブッシュは単に打ちこむだけです。ナットで留めるものが多いなか、さすがにシンプルですね。こういうの好きです。
▼写真の右端にあるのがそのブッシュです

ただ、加工するときにはテーパー穴にしておいたほうがベターです。木槌で叩いて打ち込むわりには、裏から同径の丸棒で叩き返せば容易に外すことができるからです。
▼木ペグ用のリーマがちょうどいい塩梅でした。

ヘッドの形はギブソンに倣いました。クラシックギターのロベール・ブーシェと同じといえば同じですが、こちらの方が先かも。
トラスロッドのカバーは、ヘッドプレートと同じハカランダを切り出しました。もちろんマイナスの木ネジでとめます。

ヒールの形。いわゆるスペイン方式で側板を接続します。ふつうアコギといえばダブテイルなどのホゾ式(ドイツ式)なのですが、個人的にはどんなギターであれ強度と精度はスペイン式のほうが勝ると思っています。きちんと作ればという条件はありますが。ただ製作効率では独逸式に軍配があがるでしょう。
いつものように、側板を差しこむ溝にクサビも併用する方式なので、強度はさらに増強されます。

ひとまずネックの加工はここまで。

表面板です。クラシックギターよりもかなり厚めにします。1/8インチ前後。
写真の左が北米産シトカスプルース、右がいつもクラシックギターで使用しているヨーロッパのジャーマンスプルースです。
外形を切り抜いている時に実感しましたが、冬目はジャーマンのほうが遥かに堅いですが、夏目はシトカの方が堅いかも。
この段階でセラックニスを塗っています。目的は製作時の保護。

▼木目のクローズアップ

さあ、これからブレイシングにはいります。
この糸巻き、巻軸の軸受の役目となるブッシュは単に打ちこむだけです。ナットで留めるものが多いなか、さすがにシンプルですね。こういうの好きです。
▼写真の右端にあるのがそのブッシュです
ただ、加工するときにはテーパー穴にしておいたほうがベターです。木槌で叩いて打ち込むわりには、裏から同径の丸棒で叩き返せば容易に外すことができるからです。
▼木ペグ用のリーマがちょうどいい塩梅でした。
ヘッドの形はギブソンに倣いました。クラシックギターのロベール・ブーシェと同じといえば同じですが、こちらの方が先かも。
トラスロッドのカバーは、ヘッドプレートと同じハカランダを切り出しました。もちろんマイナスの木ネジでとめます。
ヒールの形。いわゆるスペイン方式で側板を接続します。ふつうアコギといえばダブテイルなどのホゾ式(ドイツ式)なのですが、個人的にはどんなギターであれ強度と精度はスペイン式のほうが勝ると思っています。きちんと作ればという条件はありますが。ただ製作効率では独逸式に軍配があがるでしょう。
いつものように、側板を差しこむ溝にクサビも併用する方式なので、強度はさらに増強されます。
ひとまずネックの加工はここまで。
表面板です。クラシックギターよりもかなり厚めにします。1/8インチ前後。
写真の左が北米産シトカスプルース、右がいつもクラシックギターで使用しているヨーロッパのジャーマンスプルースです。
外形を切り抜いている時に実感しましたが、冬目はジャーマンのほうが遥かに堅いですが、夏目はシトカの方が堅いかも。
この段階でセラックニスを塗っています。目的は製作時の保護。
▼木目のクローズアップ
さあ、これからブレイシングにはいります。