2012/01/21

アコギ(J-45/50)の製作:再度横板曲げ

3.2mm厚の無垢マホガニーを曲げるのはあきらめました。

後学のために先日の折れたやつをベンディングアイロンで手で曲げてみましたが、やっぱりこれは不可能です。そのベンディングアイロンの温度を測ったら150℃ほどでしたが、もっともっと強烈なアイロンか、もしくは曲げ木の椅子みたいに過熱蒸気で蒸してふにゃふにゃにしてから型に嵌めるぐらいしないとだめですね。それでも 「美しく 滑らかに」 曲げるのは至難の業でしょう。

知人のアコギ作家からは、「3.2mmって図面の間違いじゃない?」とのご意見。J-45よりひとまわり大きい現行のGibsonもマーチンも2.4mmから2.0mmそこそこだよ、とのこと。そういわれれば、さもありなん ・・・・。

もしクラシックギターなれば? と自問してエイ・ヤーで自分なりの厚みを決めました。2.3mmです。強度的には今回のマホガニーに限ってはまず問題ないと思います。さらに、図面を「ある程度」信用して質量のコンペンセイトと補強を兼ねてサイド板の何か所かにクロス方向の補強棒を設置します。

かくして2.3mm。さすがに折れたり割れたりせずに曲がりましたが、そのあとベンディングアイロンでの補正でたっぷり半日楽しませてもらいました。
今回の経験で ・・・はからずともホンジュラスマホガニーという材料、認識を新たにしました。

コメント

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素人が何ですが、板厚で云う処の1㎜ってすごーい違い何ですね。表面板の厚い薄いは時折よく見聞きしますがボディーの成形時の事は従事者でなければ先ず考えないだけに改めて難しい作業だと云うことがよーく分かりました。

No title

ボンジュラス・マホガニーは,私なんかが入手できなくなった材料です。

ベンディング・アイロンの温度がもう少し高ければと思うことがよくあります。

アフリカン・マホガニーの場合だと日記で書いたことがありますが2.5mm以下ですね。

チェロの横板の厚みが1.5mmというのを知ってからは,2mm以下を基準に作業をするようになりました。

教室での指導は,ローズで2mm以下でした。


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魅惑のギタリストさん、
そうなんですよ。楽器用材のばあいミリ単位じゃなくミクロン単位のほうがふさわしいと思います。

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Totanさん、
確かにあのアイロン、もうちょっと温度が高ければと思いますね。
ロマニリョスの講習のときもローズで2.0~2.2mm、ハカランダで1.8mmと云ってました。
ただ一方で、横板の厚さは作り手の都合で決めているような気もします。昔のGibsonは瓦煎餅みたいに3.2mmないといけないと思うんです。
そういう意味で、きちんとラミネートできる技術も個人的には欲しいなと思っています。

No title

前回のコメントですが、矛盾を含んだコメントだったので、お許しを。
大気圧においては、水は100度Cで沸騰しますので水分を含んで100度以上には出来ませんね。
ベンディングマシンの温調の指示値を見ていても明らかですね。
このごろ家庭用調理機に過熱水蒸気が使われとぃるようですが、簡単に過熱水蒸気で加熱できる装置が有ればいいですね。
それにしても、横板には3.2mmは厚いのでしょうね。

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メジャモフェルナンドさん、
あの横板が入る過熱蒸気の装置はちょっと大変ですね。SLのボイラーみたいなのが要りそうです。もし200℃近くまで上げようとすると圧力鍋レベルではないと思います。そうすると怖いですね。
ソリッドの3.2mmにすれば目を見張るほどの効果があればやってみる価値はあるとは思いますが、たとえば外型と内型を精度よく作ってきっちり積層できる道具を作るほうが我々的には向いてそうです。