2012/02/01

アコギ(J-45/50)の製作:コンデンサーマイクの仕込み

前回のピエゾは表面板の振動のみを拾う素子であるのに対して、コンデンサーマイクは空中の音波を捉える素子なので、いわゆる「生音」の増幅に向いています。最近のデジタルレコーダーのマイクはほとんどこれですね。

マイク素子は驚くほど安価で入手できます。説明書や推奨回路などを公開しているメーカーサイトもあります。なので、電池と抵抗と電解コンデンサーがひとつずつあれば、誰でも簡単に安価で「高性能」ギター用マイクを作ることができます。ただ、ノイズとハウリング対策にはひとかどのK/Hが必要かも。

写真のように直径10mmくらいの素子です。これにリード線(2芯シールド)を半田付けします。
このマイクをサウンドホールの中から外に向かって(つまり弦のほうを向いて)音を拾えるように設置するのですが、市販物にならってフレキシブルアームの先にマイクを付けて「グースネック」にします。

▼フレキシブルアームはパソコン用LEDライトのアームを流用しました。マイクは3.2Vのリチューム電池(ホルダー式で交換可)で駆動させるます。これらと前回で紹介した3枚のピエゾのON/OFFスイッチと共にユニバーサル基板に組み込みます。
craftm_cmbl.JPG


▼「グースネック」の完成です。ごらんのように熱収縮チューブを被せるとそれらしくなります。そのアームホルダーはマホガニーを旋盤等で削り出しました。写真の上方にあるのは、この基板をギターの裏板に取り付けるためのブラケットみたいなものです。裏板のバーとは「二段あい欠き」で結合します。上部に基板を差しこむスリットが開いています。
craftm_cmc.JPG


▼ブラケットを渡して基板をブラケットに差しこんだ状態です。ギターを弾いているとき、通常では見えない位置に基板がくるようにしています。このグースネック、なかなか塩梅いいですよ。
後々のメンテナンス性を考慮して、ピエゾのリード線と外部出力用テールピンジャックのケーブルはコネクター式にしました。また基板自体も容易に引っこ抜くことができます。

テールピンジャックは4極式としました。これで、ピエゾの合成信号とコンデンサーマイクの信号を独立して(L/Rで)取り出せます。またリチューム電池のスイッチング(プラグ挿入にてON)も行います。
craftm_pusys.jpg

電気工作は昔よくやったので、これくらいは朝飯前と思っていましたが、なんのなんの ・・・・  おそろしくウデが鈍っているうえに目が見えない! とりわけ、コネクター部の処理は難儀しました。対象が細かいのでいつもの老眼鏡でもぜんぜんダメです。帽子みたいにかぶって使う「拡大鏡メガネ」のお世話になりました。

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コメント

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No title

小学生の頃NHK ETV にて「みんなの科学、楽しい実験室」という番組をよく見てました。当時はビデオも無くて毎回必死に回路図を写してました。しかし、お金もなければ、部品調達、製作方法何にも解らない私はこれ等写し取った回路図から作る事はなく 書いたノートも何処へやら…それでも小6時に科学部で、中学の技術科の授業で半田付けはやりました。以来やってないけど今できるかな?当時のNHK の番組でよく取り上げていたのはIC~ってタイトルが多くこの番組でIC なるものを知りました。今でも買えるのかな?電子部品はこの地方では名古屋大須のアメ横へ行けば買えるけどね。プリント基盤、トランジスター…何か作りたくなったな。でも、半田付けできるかな?それ以上に何作ろうか!?

No title

魅惑のギタリストさん、
昔は、大阪の日本橋を一日中歩き回って一個一個パーツを揃えたものです。今はネットで写真や型番を見ながら買えるのでとっても楽です。