S弦ギターの製作⑩:バックの象嵌
- 2013/03/18
- 13:35
今回のギターで間違いなくいちばん手間のかかる仕事です。
まずArashi.Nというロゴを入れます。
象嵌材は、ペロバローサ(学名:Aspidosperma peroba)というブラジルの木にしました。バック材との色のマッチングがいいのと、きめ細かい木なのできれいに細工できて割れにくいと思ったからです。
その木を厚さ2mmくらいに削って、薄いベニヤ板に両面テープで貼り付けてから糸鋸で切りました。こうすると破損しにくいからです。ロゴはパソコンでプリントアウトしたものを貼り付けました。
バックにもプリントアウトを貼り付けて、マキタのトリマーで彫りました。フリーハンドです。ビットは1Φのダウンカットを使いました。
彫ろうとするロゴの周囲をデザインナイフで切っておくとトリマーの作業精度が上がります。
▼切り出した「Arashi.N」 その下の木がペロバローサ

透明無色のエポキシにバック材のサンディング粉をたっぷり練り込んで、これを接着材としてロゴを嵌めこみます。
エポキシが固まってから、はみでた象嵌材とエポキシを削り取ってフラットにします。使うのはミニカンナとスクレーパ。

▼次は、日付の象嵌です。写真はすでに彫り終わったところ。同じビットを使いました。
写真の容器に入っているのはエタノールです。1文字彫るごとにこのアルコールでビットの刃に付いたヤニをきれいに取り去っておくのがポイントです。
この日付のところに埋め込むのは? ・・・ ペロバローサではありません。 次回、紹介しましょう。

象嵌材は、ペロバローサ(学名:Aspidosperma peroba)というブラジルの木にしました。バック材との色のマッチングがいいのと、きめ細かい木なのできれいに細工できて割れにくいと思ったからです。
彫ろうとするロゴの周囲をデザインナイフで切っておくとトリマーの作業精度が上がります。
エポキシが固まってから、はみでた象嵌材とエポキシを削り取ってフラットにします。使うのはミニカンナとスクレーパ。
写真の容器に入っているのはエタノールです。1文字彫るごとにこのアルコールでビットの刃に付いたヤニをきれいに取り去っておくのがポイントです。
この日付のところに埋め込むのは? ・・・ ペロバローサではありません。 次回、紹介しましょう。