ラティスⅢの製作-2 トップ板選定
- 2013/10/16
- 17:10
このギターはラティスブレイシング(格子状力木配置)でという指定です。ラティスタイプはこれで3台目になります。
2階の材料ラックからいくつか候補を選びだして、それらを接いでみて、さらに気に入ったものをボディの形に切りとって、3mm弱ぐらいの厚みにして叩いて比較して ・・・ そのあと1枚に絞ります。
写真の2枚とも欧州スプルースですが、右のほうはオーブンレンジで焼いて”ホットスプルース”と称して売り出されているものです。ちなみに前回のラティスギターはホットスプルースを使いましたが、なかなかいい結果を得ています。いろいろ考えた挙句、今回は左のノーマルの方でいくことにしました。ホットのほうは、先日完成したTE-1での結果がすこぶる良かったブレイシングでやってみたくなったからです。

ラティス用にかなり薄めに削ります。これまでのラティスでは約2mmに均一に削りましたが、今回は高音側/低音側、また中央部/周辺部で明瞭な厚み差をつけました。そのかわりラティスパターンは中心軸対称にします。削ったあと叩いてみると、こんなに薄いのにいつもの厚さと変わらない一人前の音がしてます。タダモノではない板です。もうちょっと削りたくなりましたが、ブレーキをかけました。明日また判断します。
