2013/12/15

第三世代のギター

昨年のあるギターコンサートの影響もあって、いつかは作ってみたいと思っているギターがある。きわめて自然な音。物理的に言えば、弦素材の音がしない、もしくはコントロールできるギター。

たとえば多くの弓奏楽器では鉄線の音が感じられないし、クラリネットやサックスもあの竹(リード)がビリビリ振動しているだけで、ラッパのたぐいは唇がブーブーいっているだけである。鉄線やリードや唇は単なるとっかかりの振動源でしかなく、楽器本体および奏者によってまるで違う楽音に見事に変換されるのである。

翻ってギター属といえば、名器&名奏者の組み合わせになれば別かもしれないが、どうも弦そのものの音が増幅されているに過ぎないような気がする(ただそれが魅力の中に含まれる場合もある)。金属巻弦であろうが、カーボン弦であろうが、いかにも木でこしらえた箱の肉声がするギター。しかも完成したその日から十分それを感じられるギター。弾き手を選ぶかもしれないが、それが自分が勝手に名付けた第三世代のギターだ。年が明ければ630のギターが連続する。その中で挑戦できればと思っている。



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