表面板に奈良県産吉野杉を使用し、ファンブレイスを6本として駒上下に横バー配置というはじめての力木パターンで製作した。これまでの3台の同材のギターとは明らかに響き方と音色も異なるギターができあがった。まず音量が明らかに大きい、さらに高音域はどのポジションでもよく伸びるという想定以上の好結果となった。今回、板の厚薄のつけかたもちょっと変えてみたのも影響しているだろう。松(スプルース)でも試してみるのが俄然楽しみになった。
ということで、工房でさっそく試奏されたオーナーさんの満面の笑みを拝見できてめでたしめでたし。