2016/05/17

TE10「風音」とポルトガルギター(初出)の製作

・ポルトガルギター!!・・・・・。これまでもいろいろと毛色の変わった楽器を気軽に引き受けてはその都度えらく難産経験をしてきたが、今回もそんな気配が漂う。ただ、作り手としては楽しくて仕方がないのだが。今回は依頼者が所持する楽器を見本にできるので以前に比べれば格段にありがたいが、作り方や治具などはもちろん「新規開発」となる。図面はない。

製作台(ソレラ)と外型枠の製作から始める。このギター、表面板が15mmほどもドーム状に膨らんでいるのが特徴のようなので、それに合わせたソレラを作り始めた。
↓合板の上にヒノキの板を接着した。このヒノキ板を凹レンズのように削り出して、そのうえで表面板のブレイシングをすれば自ずとドーム型に膨らむことになる。今回、写真の特大の丸ノミ(日本の桐の筝用)と反りカンナを使った。
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反りカンナでここまで削った。あとはスクレーパとサンドペーパで滑らかにする。
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ヒノキのカンナクズは捨てずに使う!?
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クラギのTE10はペオネスでトップ板にサイド板を接合したところ。さて、このギターにはマイク(圧電素子ではなく)を仕込むことになっている。マイクは Lyric のキット(写真)との指定。ブリッジの裏側近傍にマイク素子を両面テープで貼り付けるタイプだ。マイクジャックにプリアンプ内蔵で、コントローラはサウンドホール内側に、そして電源の006Pはネックヒール部に設置する。なのでこの工事をあらかじめ行なっておいてから裏板の接着となる。
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