2006/07/29

リノキシンニスのフレンチポリッシング

といっても、「ほほう!」とくる人は国内で数百人ぐらいと思われる超オタッキーでレアな話題。実はギター塗装の話し。リノキシンについて知りたいときはこちらを。
たいていの(高級)手工クラシックギターはセラックニスで塗装する。その精製程度で透明~オレンジ色までバリエーションが可能だ。自分はこのニスにリノキシンを配合したニスを使っている。膜が弱いこと(強くなるのに時間がかかる)と経年で「目やせ」するという欠点はあるが、自分は美しさをとった。ちなみにバイオリンでは普通に用いられる。
最近、再塗装の仕事があったのでそのニスを使った。リノキシンニスも、テルテル坊主(タンポと呼ぶ)に染み込ませてただひたすら円運動をする「フレンチポリッシング」で塗る。時折すべりをよくするために爪楊枝にオリーブオイルをつけてそれをテルテル坊主につける。
・・・・・ところが再塗装のためか、どうもうまくニスが乗らない。むしろテルテル坊主でキズをつけているような具合。おかしいな。オリーブ油を多めにしても同じだ。
試行錯誤しているうちに方法がみつかった。・・・・テルテル坊主の芯はウールでいいのだが、外周に巻くコットン布を1枚ではなく4から5重にすることによって改善した。そしてニズは最外周の一枚内側に染み込ませること。かくしてみるみるピアノのような光沢が得られた。さらにコットン布は柔らかいものより固めのほうがむしろベターで、もちろん織目は細かいほうが良し。

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