2006/11/22

ボタンラック

ギターの塗装に使うニスだが、まだ確立していないというか毎回どこか変えている。これは音作りというよりも意匠的な意味合いが強い。ニスに配合する添加物(天然樹脂)や塗膜の厚みによっては音的にも変化があるとは思うが、まだいくつも経験していない。
ギターに使うセラック(shellac)はラック貝殻虫の分泌物。これを適宜精製して塗料とする。原油を精製してコールタールや重油やガソリンなどが出来るようにセラックもいろいろ種類がある。

今回のギタに使ったセラックを紹介する。
 ▽裏・横板(ローズウッド)の目止め工程では、ボタンラック
  石油でいえば重油に相当するセラックで非常にワックス分が多いので目止めに有利

 ▽表面板(スプルース)の塗装では、GSN(商品名かも)
  石油でいえば軽油ぐらい。爽やかなレモン色に仕上げるために使用

 ▽裏・横板の本番塗装では、スーパーブロンズ
  石油でいえばガソリンかナフサ。最も精製度が高くほとんど無色でワックス分なし
  パーフリングやバインディングの白いラインを着色したくないために使用

 ▽裏・横板の仕上げ塗装では、前述のボタンラックを使用
  スーパーブロンズのみでは冷たい感じなので、リノキシンニスのように深みを出す

今回ボタンラックというセラック(春にパリで買ってきたもの)を初めて使った。目止めの効果はもちろんだがチョコレートみたいな色をしているわりには、塗ってもさほど色がつかないし仕上がりの感じもスベスベしていてなかなか味がある。ただし、これonlyではクリアー感が薄れるので要注意。

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