2007/10/20

エンジからボルドーにかけて

ベース音域まで拡げたAruHarpがいよいよ組みあがって塗装に入るところで、例によってサンプルワークとなっている。
今回はエンジからちょっとボルドーも入ったような色に仕上げる。もちろん木目は残して上塗りはニスのポリッシングとする。

濃い赤こげ茶のチェロのようなイメージで、ベッチンかビロードのような深みと風合いをというから難しい。
染料樹脂を調合した酒精ニスでいくか、ぐっと和風に柿渋ベースでベンガラなどの顔料で調色するか。いずれにしても合成品は使わない。
後者のほうをまず試してみた。広葉樹ではどの樹種もまずまずだがスプルースでは楽器としてみるとどうもしっくりこない。渋すぎるのである。もう少し考えないと。
ただこの方法、椅子やテーブルなら落ち着きもあってすごく映えるかも知れない。

一方、酒精ニスのほうは週明けからテストできるが、こちらはもとよりバイオリンやチェロ用なので色さえ問題なければあとは塗り方だけである。タンポ塗りではあきれるほど時間がかかりそうだし、思い切ってハケ塗りでもしようか。でもハケをどうする? パリの塗料屋さんにあった一本100ユーロぐらいしてたあのニスバケがあればなあ。

コメント

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No title

買いに行かれたらいかがですか(笑)
チェロのイメージですか。仕上がりが楽しみです。私も国文際に向かって塗装をがんばってます。ニスを塗ったら裏横の色が濃くなり、楽器の外観が引き締まり、とても美しくなってきました。でも、最終の磨き上げまではいけそうもありません…

No title

楽器の塗装は面白そうですね。
染料樹脂に酒精ニス、全然知りません。
それに普通は刷毛塗りしているものだろうと
思っていました。
勉強する事がいっぱいありそうです。

ギターは塗装で音質は良くなる??、
アコギはともかくエレキで素地の良さを活かす為に無塗装に近い名品が有ると聞きましたが。

No title

Luthierさん、
あの秀麗な音で、塗りもバッチリとなると、間違いなく注目の的になるでしょう。ロマニさんに報告しなくてはネ。

刷毛、ちょっと行って買ってきてよ。メトロ駅はM村さんに聞いて。あ、ついでにバゲットも。

yatsさん、
バイオリンは刷毛で塗り重ねますが、クラシックギターの場合はできるだけ薄い膜で仕上げないと、もともと微弱な木の振動を阻害するということで、伝統的にタンポを使う人が多いです。私もそうです。
最近、オイルフィニッシュでおしまいという有名な製作家もいるようです。

あと、弦楽器はたいていそうですが塗膜の固さで音質ははっきりと違ってきます。


No title

>弦楽器はたいていそうですが塗膜の固さで
>音質ははっきりと違ってきます。

私もそう思っていて、スピーカーでも音質が良くなります。表面に硬化膜が形成されて倍音成分の共振に役立っている様です。

その認識とは相反する楽器の話が出た時には困惑しましたが、機会が有ればその真意を尋ねたいです。

No title

そうですね。硬いと明瞭だけどキンキン、柔らかいと優しいけどしまりのないという一般的な傾向はあるようです。
好みもありますが。

No title

初めまして!
クラシックギターがらみのブログをやっている者です。
今ほど、勝手ながらこちら様にリンクさせていただきました。
トラックバックができないようなので、この欄をお借りしました。

No title

越後屋さん、
リンクありがとうございます。ブログも拝見しました。たいへん参考になります。
今後ともよろしくお願いします。