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ラコート1828年の進捗~ナットとブリッジサドル作り

象牙材(飾り用の彫刻品から印章用に木取りした物)からナットとサドルを切り出しました。太~い牛骨を切るのに竹用ノコを使っておられるのをFBで拝見して、別型のノコですが試してみたら・・ストレスなく面白いように切れます。しかもまっすぐに挽けます。もちろん刃は何ともありません。これです --> https://www.gyokucho.co.jp/.../%e3%83%ac%e3%82%b6%e3%83.../象牙材から切り出した、ナットとサドル今回、各弦独立型のサ...

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ラコート1828の進捗~塗装

塗装に入りました。裏横のトラ模様の楓に塗るシェラックニスの配合はサンプルを作ってユーザーさんに選んでもらいました。なお、楓には導管目止めはせず直接ニスを塗っています。繊細な色合いを優先したいからです。(楓は散孔材なので導管が非常に浅く目止めは必要ない、とかつて専門校で習いました)胴の縁巻きと裏板のセンターラインはマメ科のカリンです。...

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ラコート1828年の進捗/フレット打ち

指板面にOSMO#3101を摺りこんで乾いたら(所謂オイルフィニッシュ)、フレットワイヤーを打ち込みます。ワイヤーは2mm幅x1mm高さ。このギター、TOPは吉野杉。...

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ラコート1828年の進捗~ブリッジ作り

駒(ブリッジ)作り。ルネ・フランソワ・ラコート氏のデザインを採用します。ただ、材はエボニーではなくハカランダのご指定です。工程をさかのぼって写真紹介。①左右の目玉(ボタン)完成です。本体はこれから削ります。②目玉部を丸棒に瞬間接着し、旋盤で切削・研磨仕上げ③目玉を糸鋸で切り出します④駒を切り出した残材に白蝶貝を埋めて目玉とします...

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ラコート1828の進捗/バインディングの接着・成形

胴の縁巻き(バインディング)は少し大きめ(太め)で接着して、あとで横板・表・裏板にピタッとツライチに削ります。このときに重宝するのがスクレーパという鉄片です。最近入手した写真の分厚いスクレーパ、このために生まれてきた道具かと思うくらい気持ちよく仕事ができます。バインディング材はカリンというマメ科の木です。...

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ミニアコギの Sound check

先月納めた弦長385mmのスチール弦ギターの演奏動画が届きました。「こんなに小さくて軽いのに信じられないくらい良い音」とのうれしいコメント付きです。 これからもアップしていくとのことで、楽しみです。プレイヤーは、T-cophony さんです。...

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ラコート1828の進捗~ボトムのインレイ

胴の縁巻き(バインディングとパーフリング)を装着するために、段欠き加工をしました。そのバインディングを巻く前に、先ず横板底部のつなぎ目にインレイ(象嵌)を施します。インレイ材はご希望でペルナンブーコ材(ヴァイオリンなどの弓材)を使います。▽象嵌するペルナンブーコの現物でかたどります▽鉛筆線を畔引き鋸で引いてからノミでさらいながら入り具合を調整します▽納得いけば接着します。ボケて写っているのが畔引き鋸...

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Romanillosさんの作品便覧

1993~2015年にギホーサ村の工房(2007年夏に小職も訪問)で製作された作品の超豪華便覧。西語と英語の併記。ギターの詳細構造図と解説、すべてのパーツを含む寸法値、表面板の厚み分布測定値まで載っている。色も形も正確なギターの実物大写真も付属。定価€300はある意味格安かも。生徒さんが貸してくれました。気づいたこと:ネック材は1台を除いてすべてセドロ使用、ベアクロウの表板が非常に多い、4枚ハギの裏板がかなりある...

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