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ラコートのケース作り③完成

顔料ステインで着色してシェラックニスでたっぷり上塗りしました。金具はブロンズ風のアンティーク調のものを選びました。...

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ラコートのケース作り②

ベージュ色のフェルトで内張りをしました。接着剤は「セメダイン超多用途接着剤スーパーX」でOKでした。ギターレストは写真のように納めてマジックテープで保持。このままの桐の色だといかにも「コフィン(ひつぎ)」を連想するので、着色して上塗りすることにします。▼エルゴギターレストが納めた状態...

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島崎陶人先生らご来房

神戸在住のギタリスト島崎陶人先生が、ギター愛好家の藤本幸英さんと大藤修平さんとご一緒に工房に見えました。このほど完成したラコートタイプのギターに大いなる興味を持たれてのことでした。せっかくなので最近製作したパノルモや杉650モデルも「展示」しておいたところ、それらも使っての島崎先生と藤本さんによる2時間以上のコンサートやミニレッスンが繰り広げられました。僭越なので感想などは差し控えますが、作者として大...

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吉野杉のviolinとcelloのコンサート

吉野杉のviolinとcelloのコンサートを拝聴してきました。場所は隣の高取町にある森林技術センター。県産の250年の吉野杉を表板と力木と魂柱に使用した楽器です。奈良県の知事の発案で製作されました。バイオリンは特に高音部の透明感(清潔感)が素晴らしいと思いました。チェロも上品で澄んだ響き。逆に言えばもう少し吠えるような荒々しさがあってもいいかなと思いました。まあこのへんは板の削り方ないしは、製作者のお考えにも...

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ラコートのケース作り①

当時にならって「コフィンケース」を作ります。今回はギターレストも収納できるようにギターの形ではなく六角形にしました。▼桐材です ホコリを掃いて、雑巾で乾拭きしてから機械にかけます▼材の幅が足りないので、はいで(接いで)使いました。これは蓋部を接着しているところ。▼鋸で身と蓋を切り分けます▼まさに「コフィン」の形。これでネックの下に ”エルゴプレイギターレスト“ が収まります。このあと身と蓋の合わせ面を段欠...

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弦楽器用 弦の「計算尺」入手

今回のラコートやこの冬に作ったパノルモなど、19世紀ギターに張る弦を選ぶときの強力なツールとなる道具を購入した。ガット弦のメーカーとして有名なドイツのキュルシュナー社製。これを使えば、例えば63㎝のラコートをA=415Hzで調弦するとして、例えば張力5Kgから6Kgで使える1~3弦の太さを直ちに示してくれる。しかもその答えはナイロン弦だけでなく、羊腸(ガット)、フロロカーボン、鉄弦の4種について一挙に表示される。また...

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Lacote630完成

【仕様】 このギターは展示会用なので試奏可能です。弦長:630mm表板:欧州トウヒ 、 裏・横板、ヘッド板、ネック:欧州楓指板、駒:エボニー糸巻:ギアー内蔵式ペグ(減速比 8.5:1)ドイツ Wittner社製塗装:全面シェラックニスの艶消し仕上げ   楓材にはクチナシ及びラタニアの根からの抽出液で着色目方:1140gこのギターによる演奏はこちらにあります弦をいろいろ試し始めています。①やはり Royal Classics の "Romanti...

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Lacote630⑥

糸巻きは、木ペグの恰好をした機械式(減速比8.5:1のギアー内蔵)のものを使います。これなら”後戻り”せず調弦が楽で演奏中も安心です。ドイツの老舗 Wittner社製 のものです。写真の1:30のテーパーリーマで穴を調整して差し込むだけで、マニュアルどおり接着はしません。次回はいよいよ音出しの巻・・・かも。...

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