ポルトガルギターとクラギTE10の製作 (4)
- 2016/06/30
- 10:58

このクラギ、構造様式は全くの伝統的スパニッシュギターなんですが、ネック幅がアコギ並みに細くて、指板断面がカマボコ型。指板サイドと上面にポジションマークが入ります。さらにはマイク/プリアンプ/コントローラを内蔵してるという、作者本人もたいへん興味深いギターです。トップのドイツ松、うっすらと熊の爪あとがあります。こちらポルトギターのほうも、なんという偶然か同じマイクを仕込みます。もうとっくに裏板を接着...
ポルトガルギターの製作(3)ヘッド成形と横板曲げ
- 2016/06/12
- 17:56

ヘッドの形はシンプルな「コインブラ」タイプにします。ヘッドはネックと一体成形で、セドロの角材からバンドソーで大まかに木取りして小刀やノミで削りました。糸巻きが納まるところは気を遣いますが、あとは彫刻と同じなので気が楽です。写真:糸巻きをはめてみました。楓のプレートを貼っています。ティアードロップの部分にも楓などで装飾する予定です。表面板とネックをくっつけました。スペイン式ギターと同じ方法で組み立て...
水鏡
- 2016/06/11
- 18:19
梅雨入り
- 2016/06/09
- 18:08

雨の季節ですが私は好きです。きっと多くの植物たちも同じでしょう。余計なことですが、年間とおして嫌いな季節などありませんので、それに対して愚痴・不平などを口に出すこともありません。一分一秒でも楽しく過ごしたいと思っています。先日、県内宇陀市にある「滝谷花しょうぶ園」でパシャリを楽しんできました。いずれもこの時期らしい画像です。「チョウトンボ」という名前のトンボ、羽化したところらしいです。ひらひらと飛...
ポルトガルギターとクラギTE10の製作 (2)
- 2016/06/05
- 20:29

このところ飛び入りの仕事が多くてス~イスイとはいきませんが、決して慌てず騒がず愚痴言わず、です。ポルトガルギターは初めてなので、自分なりの方法と手順を考えながら進めています。これが実は面白いのです。本場ではだいたい内型モールドを使うようですが、自分は普通のギターと同じ外型モールドにしました。▼トップは欧州スプルースのハーゼル(ベアクロウ)、バック材はアフリカローズ(パオ・ロサ)▼トップはこれだけ膨ら...