2015/03/31

TE7(クラギ)の進捗:Top振動特性の計測

表面板の裏に力木を接着してから、板を叩いた音を聴きながらその力木を成形しました。そしていつものように板の振動特性を計測します。これは何も特殊なことではなくて、体重を測るのに体重計を使うのと同じことです。データ蓄積が主目的ですが、自分が思う”不都合な”結果を示しているときは力木や板を削って再調整することもあります。今回は無調整でした。このソフト、FFTアルゴリズムで周波数特性と振動の減衰特性を測ることができます。フリーソフトです。


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▼これで完成です。例によってサインをしておきます。

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2015/03/28

第4回クラシックギターフェスタ in南港ATC

今年は5月に開催します。出展製作家は23人に増えました。ギタリストに藤村良、猪居謙、猪居亜美の各氏をお招きします。ギター製作家・江崎秀行氏による講演会も予定しております。
皆様のご来場を楽しみにお待ちしております。
下のチラシの写真が見づらいときは、pdfをクリックしてごらんください。

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2015/03/27

大和民俗公園

久しぶりの写真です。大和郡山市にある表題の県立公園にいって春を撮ってきました。ヒガンザクラとカンヒザクラは見ごろでしたが、染井吉野はまだツボミでした。菜の花とモクレンもきれいでした。ぜひ、クリックして大きくしてご覧ください。
花のほかに建物や、許可をもらって博物館の展示物などもたくさん撮りました。その気になればまたアップします。

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2015/03/23

TE7(クラギ)の進捗:力木配置-昨日の続き

昨日の写真から、竹を外してノコギリとノミで切欠き加工をしたのが下の写真です。合計10本の棒で格子を形成します。
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▼対となる5本をはめ込んで接着しています。ラティスブレイシングの効果は、それを構成する10本の棒と表面板との接着精度に大きく左右されます。 当然、(実際の接着面積)÷(棒裏のみかけの接着面積)が100%に近いほどbetterなのですが、自分は100%以外は意味がないと考えて調整しています。
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2015/03/22

TE7(クラギ)の進捗:力木配置

力木(ちからぎ)の配置は格子型です。英語で言えばラティスブレイシング。家に例えれば、筋違(すじかい)がいっぱい入った壁のようなもので、強固な板構造とすることができます。そのために板厚自体をより薄くすることができるので、振動に有利という理屈になります。
竹の弾力で押えて接着します。跡形がつかないように当て木をかまします。
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2015/03/12

TE7(クラギ)とAC5(アコギ)の進捗:ロゼッタ

毎度おなじみですが、初めてご覧になる方もいると思ってアップします。
口輪飾りはサウンドには何の関係もありませんが、クラフトマンとしてのささやかな主張であり、またギターの表札でもあると思っているので、ユーザさんもご理解いただければ嬉しいです。

前回紹介した作業の続きです。ドーナツ状の輪っかを表面板に埋めて寄木の金太郎飴を押し込んで接着し、余分をノコで切断します。寄木が全部埋まったら表面板とツライチになるまでドーナツ上面をを削っておきます。
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▼ドーナツの内外周に規定幅の溝を彫って何本もの細い木を一挙に埋めます。写真はリハーサル中。この作業で使う道具は、写真の竹のヘラと竹ひごです。
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▼棒を埋めて糊が乾いたら、表面板とツライチになるように削れば完成です。
  実は、この工程の中で最も肝心なノウハウを書いてませんが、私の方法によればご覧のように隙間皆無で埋めることができます。
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▼こちらはアコギの口輪飾りです。アコギの場合はシンプルがいいですね。ユーザーさんの希望でグリーンをフューチャーするのですが、なかなか難しいです。とりあえずこの配列はいけそうかなと思っています。幅広の木は国産ミズメザクラです。Kittyの鉛筆は写真の色合わせ用です。
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2015/03/11

春 もう少しで爛漫

久しぶりの写真です。
春ですね、春。気温や気象はまったく関係ありません。ぼくには節気どおり、暦どおりのほうがしっくりきます。

▼散歩コースの梅がいい感じです (知人宅)
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▼自宅のプランター
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▼工房の中から ・・わざと、ガラス窓越し、網戸越しに撮って陽光を窓に書いてみました
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▼これは窓を開けて撮りました 春の金剛・葛城の峰です。このあと何と吹雪になりました。
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2015/03/09

TE7(クラギ)とAC5(アコギ)の進捗:Top成形

これから作るギターを、クラシックギターはTE7、アコースティックギターはAC5と呼ぶことにします。サイド・バック材は前回紹介しました。今回は、表面板(表甲/トップ/サウンドボード/響板 と、いろいろ呼び名があります)です。
向かって左がクラギ用のヨーロピアンスプルース(オーブン加熱処理品)、右がアコギ用の奈良県大台ケ原産のスプルース(トウヒ)です。上にのっている丸いものはロゼッタ(口輪飾り)です。アコギのほうはこれを使いませんが寂しいのでのせました。
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▼糸鋸で切り取る前の状態です。原材料を真ん中で「はいで(接着すること)」あります。接着面同志がピタっと密着するように上手に接着すれば、木質の分子間力よりも強い結合となります。したがって、仮に割ろうとしても接着したところでは割れません。
左:大台ケ原、右:ヨーロッパ 前にあるのはテンプレート。カメラの白バランス変えました。こちらのほうが現物の色に近いです。
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▼最初の写真で登場したロゼッタです。角ノミで明けた四角穴に、右にある寄木を金太郎飴にしてはめ込みます。円板はグラナディーラ(アフリカブラックウッド)というマメ科の木です。
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▼最終的にこうなります。アコギの方はどうなるか? 検討中です。
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2015/03/05

ギター作りの新シリーズ開始

先日のJinギターの気持ちの良い余韻と入れ替えに、新作ギターに取り組みます。
久しぶりに2台並行で作ります。それもクラシックギターとアコースティックギターです。
クラギは一昨年に東京の弦楽器フェアーに出したのと同じ仕様、つまりトップはホットスプルース、サイドバックはハカランダ、力木はラティス配置というご希望です。
アコギも個性的です。ギブソン風のラウンドショウルダーのドレッドノートでウエストをきゅっとシェイプアップ(細く)した形。材はインディアンローズとスプルース。このスプルース、工房秘蔵の奈良県大台ケ原で採れた”トウヒ(唐桧)”をご指定です。
両者が完成するまでをここで紹介しますのでどうぞお楽しみに。

▼ハカランダ(ブラジリアンローズ) どちらかは一方は年末に製作するモデル用となります
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▼こちらはインディアンローズ  横板の幅が最大170mmもあります。19Cギターなら裏板にできます。
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2015/03/03

岩永善信ギターリサイタルのお知らせ

再掲します。春分の日の宵にいかがでしょうか。まだ席はございます。
 とき : 3月21日 18:30開演
 ところ : テーネ・ザール(近鉄大和八木駅前)
昨年、見事なアンサンブルを聴かせてくれたチェンバロ(大杉恵子さん)とのコラボもあります。詳細は下のチラシをクリック拡大してご覧ください。
前売りチケット(3,000円)は、当方(丸山利仁)までご一報ください。
 nara_craftm@ybb.ne.jp あるいは 080-3035-1804
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