2014/07/26

展示モデルと630モデル:裏板ツーショット

エアコン入れても30℃以上ありますが、シェラックのポリッシング塗装には(私には)むしろ好都合なんです。
630mmのインドローズのほう(左)は弦を張って調整も終えています。もうすぐお渡しです。マダガスカルローズのほうは塗装中。午後にもうひととおり摺り摺りしようかな。

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2014/07/24

展示モデルと630モデル:駒設置

大暑の次は立秋だ。大寒・立春の頃から180度まわったことになる。宇宙船地球号、もう何回太陽を周回しているのだろう? そのエネルギーはどういう具合に与えられたのだろう??

マダガスカル産ローズの展示モデルもフレンチポリッシングに入った。このギターの表面板、あたかもナタで割って得たような柾材である。つまり厚み方向にほとんど木目が途切れておらず、したがって下のような写真でも真ん中の接ぎ目に対して左右の光沢が同じである。
厚み方向に目が切れていないことのメリットは、いろいろ取り沙汰されるが、それを議論するのはその気になったときにする。

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▼こちら、インドローズのほうはブリッジを設置した。 ナットとサドルを作れば音だし可能。
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2014/07/17

洞川温泉ごろごろ水

久しぶりに採水に行ってきました。今の車で行くのもおそらくこれが最後なので、それも味わいながらの往復100Kmでした。
いい天気でしたが気温は25℃そこそこ。それにもまして空気が違います。ド田舎に住んでいる我々でもじゅうぶん違いが分かります。有害物質がなくてそのかわり酸素が濃いのでしょう。朝晩は寒いに違いありません。

採水後は眼下の河原をちょっと散策しました。
そして、帰り道はいつものように下市温泉につかってランチング。

(どの写真もクリックしていくと画面にはみ出すほど拡大します)

▼採水場 駐車料金500円でいくらでも採水OK
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▼河原に降りるところまでちょっと歩きます。前はカミさん、左は見事な植林。
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▼河原に降りるとこれが
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▼自然探索コースになっているんです。 水はあおく冷たいです。ここにもカミさんがいます。
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▼もうここではこれが最後なので
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▼おまけの盗み撮り  100メートル先が採水場
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2014/07/15

展示モデルと630モデル:塗装開始

シェラックニスのタンポ摺り、いわゆるフレンチポリッシングの開始です。毎度アップしているので10年一日のごとき記事のようですが、技術的にここまでくるのに実際10年ほどかかっています。
ウール芯などに木綿を巻いたテルテル坊主にニスと少量のオリーブオイルをつけて、塗布しながら、また同時におのれの付けた摺り跡を消します。繊細かつ微妙な技術なので、成功に導くためには十人十色の方法があるようです。

▼裏面の1回目が終わったところです 横板はまだです
使用したニスは下記容器の1/10程度、しかも20%溶液なので固形物としてはほんのわずかしか塗装されていません。
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▼後列左から、オリーブ油、シェラックニス(アルコールに対して20Wt%)、エタノール
 前列はタンポで、右端の大きいはアルコール磨き(グレイジング)専用です
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▼次に横板です。色が違う?カメラのホワイトバランスを変えました。上のほうが近いかな。LEDスタンドなのできちんと手動であわさないとだめですね。3本の蛍光灯の写り込みラインが、真っ直ぐとはいいませんが、これくらいならまあまあです。表板もすでに1回目が終わっています。
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2014/07/13

展示モデルと630モデル:木地調整/目止め

このコーナーではいつもマニアックな記事を書いてますが、今回も相当なものです。
自分は、塗装は保護と美観の両方が成立してこそと思っていますが、製作者および奏者で、好み・考え方・価値観、いろいろですね。

今回も最終的にはシェラックニスで仕上げます。その前に針葉樹以外の材は目止めします。これをせずに塗装するとゴマ粒みたいなキラキラ星(これが導管)が一面に現れます。これで良し!という仕上げ方法ももちろんあります。家具作品では木の風合いが表現できるのでむしろそれが標準で、自分もそのほうが多いです。
まあそれはそれとして、ギターの場合は古式伝統に則って私は導管を埋めます。

インディアンローズウッドのサイド・バックについては、Z-Poxi PT-40 という二液性のエポキシ樹脂で導管を埋めます(ネックのマホガニーはパミスを使いますが)。ヘラで塗り拡げて、乾いたら掻きとって、また塗って、掻きとって・・・。写真は3回目塗布後の面をスクレーパで掻きとっているところです。エポキシが音に対して?という懸念もあるようですが、質量比率ではおそらくPPMオーダーで、また表板には使用しないことから心配には及ばないかなと考えています。
スクレーパは、向こうに見えているダイヤモンド砥石とバーニッシャーで刃を付けます。
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▼ネックヒールと交わる隅っこ部はスクレーパの曲線部で掻きます。
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▼掻きとったあと、このサンドペーパ(シアレックス製)で平滑化します。番手は#220,#400。形になじみやすく手持ちでサンディングできるのでネック成形後の仕上げにも重宝します。特長は目詰まりしにくいことです。ただ、茶色地のこの製品はあまり好きではありません。
写真は#400でサンディングした後です。これくらいの面だと、もうシェラックニスを塗れると思うのですが、念のためにもう一回PT-40を塗ることにしました。
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▼4回目の塗布中です。写真の青いヘラを執拗に動かして、導管の中の空気を強制的にエポキシに置換します。P7131257.jpg
2014/07/12

ハスの季節ですね

朝から自転車で隣の在所へ。もうすでに暑かったですが、ハスのほうはすこぶる元気でした。

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あとはこちらで ↓
https://www.flickr.com/photos/maruyama-guitar/sets/72157645638318075/
2014/07/08

夕空散歩 0708

めずらしく食後に散歩に出ました。すると、思いがけない夕焼けでラッキーでした。はるか西では台風8号がいるというのに。

https://www.flickr.com/photos/maruyama-guitar/sets/72157645618831943/
2014/07/04

展示モデルと630モデル:ネック削り

630mmのギターはネック削り中。断面がまだ長方形のネックを際鉋(きわがんな)とスクレーパで所定の厚みまで削って薄くしてから、丸みをつけていきます。
削るのに写真の小刀と生反りを使います。そしてスクレーパ(鋼板)で均しておきます。ヤスリは使いませんナイフのほうが好きだからです。
塗装直前には#400までサンドペーパーで磨きますが、それまではこのままです。マホガニーは木肌が酸化しやすい(錆びるといいます)のでなるべくサンディングしてすぐに塗装したいからです。

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▼あともどりするようですが、650mmの展示モデルはまだこの状態で、指板を削ったところです。低音弦側のハイポジションにいくほど厚みが薄くなるように削ります。張弦したとき、低音弦のほうが振幅が大きいので弦高を高くしますが、そうしたときにでもブリッジでのサドル(骨棒)の高さが6弦側で極端に高くならないように補正するのが目的です。見た目の理由もありますが、骨棒での弦の表面板への分力を一定にする効果もあります。写真の鉋とスクレーパを使いました。このあと、#600まで磨いて、私はオスモ#3101を摺り込みます。

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2014/07/02

シニアカレッジ 0702

行きかえりの道中がいよいよ暑くなってきましたが、往復八千歩はぼくにとってはまずまずの運動です。
  
きょうで伊勢物語「東下り」の段が終わりました。平安時代の古典文学こそ人類の遺産だと思いますが、昨今流行の〇△遺産とかいうような枠の中には絶対に入れないで欲しいと思います。格調が維持できなくなるからです。

次回から兼好法師の徒然草です。 

写真 : 校庭のラベンダーに遊ぶ熊蜂と学校近くで見つけたキキョウ

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