2014/01/30

TE3の製作 指板オイルフィニッシュ

指板を接着したあと、上面を適宜均してから私はフレットを打ち込む前にオスモオイルを摺り込んでおきます。
指板はユーザーさまのご希望でゼロフレットでの幅を48.5mmにしています。極めて狭いですね。20フレット付きというか、もうこれがスタンダードです。

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▼サイド・バックはインディアンローズ、桑のバインディングはニスをかけると金色になります。
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2014/01/29

TE3の製作 指板・縁巻き

指板(フィンガーボード、フレットボード)の準備をします。

黒檀の荒材も手押し鉋盤とプレーナーで、5分もあれば精度よく一定厚の直方体に仕上げることができますが、そのあとちょっと細工をします。写真はスクレーパで低音弦側をハイポジションに向かって薄くテーパーになるように削っているところです。この結果、ブリッジサドルの高さが低音側に向かって異様に高くなるのが解消されます。

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フレットの溝切りジグ(自作630mm用)を使って溝を切っています
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本体のほうはバインディング接着中で「ミイラ」状態
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2014/01/27

岩永善信ギターリサイタルのお知らせ(再掲)

2014年2月23日にテーネ・ザール(近鉄大和八木駅南口)で開催されます。

<プログラム>
 J.S.バッハ:リュート組曲第1 番 BWV996
 L.ボッケリーニ(川潟誠編曲):ソナタニ長調 G.448 ファンダンゴ付 (Guit.Cemb)
 Ⅰ Allegro maestoso Ⅱ Pastorale (牧歌) Ⅲ Grave assai~Fandango
 F.メンデルスゾーン:無言歌集より2曲
 G.ロッシーニ(岩永善信編曲):歌劇「セビリアの理髪師」序曲 他

素晴らしいホールでの岩永さんが奏でる10弦ギターの音楽が楽しみです。
当方も協賛しています。

チラシのPDFもリンクしておきます。
岩永チラシ表.pdf 、 岩永チラシ裏.pdf

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2014/01/24

TE3の製作 裏板接着準備

サウンドボードの音づくりが終わったら、あとはひたすら木工仕事なので気が楽です。

写真は、側板の内側に裏板の横バーの端を乗せる棚を接着しているところです。その棚を整型・調整すれば、裏板を接着することができますが、今日は時間切れ。夕方の散歩に行ってきます。
ある理由から、今回のペオネスはスプルースにして間を空けて並べました。裏板のセンター飾りはこのところよく使う桑の木を採用しました。バインディングもそうなります。
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2014/01/22

田頭雅法ギターリサイタルのお知らせ

先日完成したギター(ラティスⅢ)のユーザーは、大阪の田頭雅法プロでした。今日お宅まで納品に行ってきました。
念のため、ナットやサドルの調整道具一式を持参しましたが、何も出番がなくてよかったです。

実はこのギターは氏のリサイタルで使用されます(下のチラシ)。4月11日、大阪のザ・フェニックスホールです。製作者としてはたいへん光栄なことです。そしてものすごく楽しみです。

下の写真をクリックしてもらえば視認できるほど拡大します。チケットご希望の方は、チラシ記載の電話、メールのほか、私にメール等していただいても手配いたします。これを御覧の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

pdfもリンクしておきます --> ちらし.pdf

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▼リサイタルの曲目などさっそく小一時間ほど試し弾きされました
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2014/01/20

ラティスⅢの製作-16 完成!

完成です。近日納品に伺います。

<主な仕様>
トップ ヨ-ロピアンスプルースの熱処理品
サイド/バック ハカランダ
ネック ホンジュラスマホガニー
弦長 650mm
塗装 全面シェラックニスのフレンチポリッシング仕上げ

▼このモデルからの新しいボディ形状,アームレスト付き(山桑材)
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▼アームレストの表面板への糊シロは内部のペオネスの幅と同じなので、サウンドボードの有効面積は変わりません。
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▼光沢面の撮影は難しい
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▼ヘッドプレートはロゼッタに合わせてグラナディラ。糸巻きは超ジュラルミン製、軽いです。
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▼1弦側の指板端までのマージンを広くしています(ご要望です)
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▼鮮やかなオレンジのケース
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<試奏の感じ>
立ち上がりが鋭くて、極めて大きな音を出すことが可能です。音に芯があるというより大部分が芯のような感じがします。とくにカーンという高音の鳴り方と伸び方にはちょっと驚きます。ブレイシングと表面板材によるものでしょう。
音楽性とか和声とか云々は私の技量ではなんともいえないので、プロ奏者のコメントを楽しみにしたいと思います。



2014/01/17

TE3の製作 響板調整完

タッピング音に少し違和感があったので、力木をシェイプアップしてサウンドボード(響板)としての目方を減らした。当然の結果として響きが変わった。すっきりしたというか、引っ掛りがなくなったというか。
念のためスペクトルを採ったら、全体的に8Hzほど低音サイドにシフトしている。不感帯もA音(220Hz)から212Hzへ。波形自体にメリハリがでてきたのがなんともいい感じ。

▼サウンドボードにサインして完成。セドロのネック、今回は極端に細い(幅が狭い)のでヘッドも少し小さくした。
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▼点線のところが212Hz。ピークは241.6Hz。
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2014/01/16

ラティスⅢの製作-15 張弦調整

いよいよ弦を張って、ナットやサドルの調整を行ないます。

弦を張って数時間後の感想として、一昨年作のラティスⅡ(昨年の弦楽器フェアーで好評を得たギターで、トップ、サイド・バックともまったく同じ材料)と比べると、全音域にわたってさらに図太くパワフルになった感じがします。音の伸びも前作をしのいでます。新型のボディとの相性がいいようで安堵しました。これまでの経験上、このまま弦を張ったまま4~5日するとまたガラっと変貌します。さて今回は?

▼ブリッジのタイブロック飾りとアームレストは山桑です
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2014/01/13

TE3の製作 ブレイシング完

表面板の余計な振動あるいはボィ内部からの二次振動を「ほどよく制限」できればと思って自分なりに力木を配置しています。

この板の特性と、自分がこれでよかれと思った板の厚み分布を鑑みて、ファンブレイスをかなり細く低くしましたが、タップしてみると依然として音程が目標より高目です。スペクトラムのグラフでも確認できました。またグラフによればA(220Hz)に不感帯があるようなので、ちょっと調整してみるつもりです。

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▼板をタッピングした時の振動スペクトラム(横軸;周波数、縦軸:その強さ)
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2014/01/13

ラティスⅢの製作-14 駒・肘掛接着

塗装面が触れるようになったので、ブリッジとアームレストを接着しました。
接着作業はもうこれで最終です。あとは糸巻きを付けて、牛の骨でナットとサドルを作って、張弦調整するだけです。

▼既にはがしてありますが、ブリッジの周囲にはマスキングテープでガードしてから接着しました。ブリッジ用の当て木にはコルクを貼っています。
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