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第2回クラシックギターフェスタ in南港ATC

一月をきりましたので再度アナウンスします。◆日時 10月26日、27日 11時から17時◆会場 リビングアートギャラリー /南港ATCビル ITM棟9階◆ギター演奏 : 田頭雅法、藤村良◆ギターアンサンブル : まほろばカプリシャス◆ギター展示 : クラシックギター17台(予定) 試奏可  井内耕二 徳島県板野郡  佐藤忠夫 徳島県三好市  福田寛紀 大阪府茨木市  福手栄二 大阪府堺市  松谷壽信 奈良県磯城郡  松野...

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クラシックギター(TE-1)の製作-26 塗装

セラック塗装にはいりました。表は黄色でとのご指定です。白木にダイレクトに着色液(ガンボジとラタニアの根をエタノールで溶いたもの)を塗りました。こうすると色ムラになりやすいのですが、表面板にはシーラーなどの余計なものは塗りたくないので、そのようにしました。その上からその着色液とシードラックを混合したものでタンポ摺り(フレンチポリッシング)しています。写真の状態で8割がた進んでいます。このあと最終段で...

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クラシックギター(TE-1)の製作-25 下地:目止め

塗装前の下地作りです。ローズウッドの仲間の多くは木の導管が深いので、だいたいのギターではそれを埋めてからニスを塗ります。ただ、その程度は作家によってさまざまです。家具木工の分野でもいつもかつも全部埋めるケースはむしろ稀で、半分埋めたり、全く無しという場合も多々あります。今回のギターはせっかくのハカランダなので導管は出来る限り埋めて、セラックニスのフレンチポリッシングによる鏡面仕上げを行ないます。そ...

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クラシックギター(TE-1)の製作-24 塗装準備・糸巻き

ネックだけは先にセラックを刷毛塗りしています。汚れとマホガニーの変色(?)防止のためです。ハカランダはスクレーパであらかた均して、#150、#240で空研ぎして、表面板はさらに#400、#600まで空研ぎします。ハカランダにはエポキシで目止めするので#240でじゅうぶんです。サンディングの第一の目的は「広い面にわたってフラットにすること」です。表面板にはこのあと着色するので、少しでもムラにならないように細かくしました...

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クラシックギター(TE-1)の製作-23 ブリッジ作り

このシリーズも大詰めになってきました。前回から、フレットを打って、ヒールキャップを貼って、ネックを削りました。ブリッジは材料を所定の寸法に仕上げて、自作の治具に装着してテーブルソーで何回か挽けば、およその形になります。そのあと弦穴をあけますが、プロクソンのミニフライス盤がたいへん重宝します。今回はダブルホールにしました。ブリッジを表面板に貼るためには、表面板のおなかの膨らみに合わせてブリッジの裏側...

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クラシックギター(TE-1)の製作-22 ニス作り

塗装はもう少し先ですが、今回は着色仕上げするので準備をしています。綺麗な黄色でというご希望です。セラックニスの原料はラックカイガラ虫の分泌物です。その分泌物の精製の度合いで色もワックス成分も変化します。きょうは、その両極端のセラックフレークでニスを作りました。写真の右端は精製をしていないセラック(シードラックといいます)で、写真の中央は最大限に精製してワックス成分を除去したセラックに樹脂(サンダラ...

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ラティスⅢの製作-1 プランティージャ

次作のクラシックギター製作が始まりました。主な仕様は、弦長650mm、松/ハカランダ、ラティスブレイシング、右ひじ用のアームレスト付き、20フレット有り。ユーザー様は普段から多くのステージをこなされる演奏家で、この楽器を来年のリサイタルで使用したいとのことです。ただいま製作中のギター同様、気合が入ることこの上ありません。さて、自分自身が勝手に名付けた第三世代のギターになりますので、ボディの形も新調しよう...

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クラシックギター(TE-1)の製作-21 指板接着

指板接着の前に、バインディングの出っ張りを均して、表面板をきれいにサンディングしておきます。指板とボディのセンターを合わせて、指板の位置決めをします。私は3フレットと9フレットに2本ずつ溝から真鍮釘を打ちます(もちろん後で抜きます)。指板と表面板の間、あるいはネックとの間に薄~い紙を入れて少し抑えるだけで紙が抜けないことを確認します。指板表側をラウンド加工しているので当て木もそれに合うものにします。...

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クラシックギター(TE-1)の製作 ⑳指板作成

指板はエボニーのマグロです。これを6.5mm厚に木づくりして、先日紹介したフレット溝切り用のテンプレートを使って溝切りをしました。今回、指板表側はカマボコ型に少しラウンド加工します。前作の杉トップのギターでこれを実施したところ非常に弾きやすかったからです。曲率は20インチで、最終的には写真に写っている市販のサンディングブロック使って仕上げますが、最初からこれをやると日が暮れそうだし直線も出しにくいので、...

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クラシックギター(TE-1)の製作 ⑲縁巻き接着

これまで太いタコ紐で巻いていましたが、今回から綿テープにしました。以前、それを使っている写真をfacebookで見つけてシェアーしたら、入手先などいろいろ情報も寄せてもらいました。その節はありがとうございました。巻きやすさは紐の方ですが、効果効能は綿テープが遥かに優れる思います。もし柔らかい材のバインディングでも凹むことはないでしょう。もう紐には戻れません。ちなみに1mm厚、15mm幅、50m長さで¥588でした。▼左...

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