2013/02/28

春が聞こえた

南奈良も三寒四温の時期です

午後の工房、はじめて二十度をこえました

ちょっと力を出すと汗をかくほどでした

そうだ、窓を開けよう

開けるや否や、様々な鳥の声に混じってピーチクパーチクも聞こえました

~ ・ ~

花も好きですが、それを待つ期間も好きです

そして今年こそ、

昔のような4月と5月を望みます



















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2013/02/26

製作教室にアコギ希望者仲間入り

いよいよ工房の整理・整頓しなくてはいけません。

市販のキットを使います。ご興味ある方は ↓ を

http://g-makingclass.seesaa.net/





2013/02/25

S弦ギターの製作⑦:ヘッドインレイ

ヘッドのインレイ(象嵌)細工です。依頼者ご自身のデザインによるロゴを入れます。素材は無垢の白蝶貝1.5mm厚を使います。

1.プリントアウトしたロゴを白蝶貝にボンドでしっかり貼り付けます
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2.円弧のところはドリルを使いました  (機械はプロクソンのミニフライス盤)
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3.糸鋸盤で切り抜きます  
 ・刃は金属用のもの できるだけゆっくり切ります
 ・貝材を両面テープでベニヤ板に貼りつけてそのベニヤ板ごと切り抜きます
 ・切り取る順番をよーく考えておくのが一番大切かも
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4.ほとんど線どおりに切り抜きました
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5.ヘッドにロゴのプリントアウトをしっかり貼ります
デザインナイフで線の上を切っておくと、彫ってる最中に線がボロボロになりません
右上にちょっと見えているドレメルのミニルータで彫りました
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6.接着時の写真を撮り忘れましたが、
透明エポキシにヘッド材(ホンジュラスローズ)のサンディング粉を混ぜたもので貝を接着(埋め込み)します。つまり接着材兼パテです。冬場なので固くなるまで3日待ちました。そのあとスクレーパで表面をツライチにしたのが、下の写真です。
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ネックボトム側にトップを接着するための「棚」を加工しますが、カーボンロッドとトラスロッドの部分は残しました。トップもその部分は切り欠きます。これで両者の接着準備完了です。
私は、ネックの仕込みはアコギではよく目にするホゾ式にはしません。スペイン式ネックのほうがいいと思っています。
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2013/02/21

珍しい注文

サークルカッターの製作依頼です。しかもドレメルのミニルーター用の治具に取り付けるもの。マニアックでしょ。
このblogの記事をご覧になってのことです。

▼完成品です 刃は大きめの彫刻刀の印刀です オスモのクリアーを摺り込んであります
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▼市販のNTカッターの替刃も同じ幅なので問題なく使えますが、あれは両刃なので用途は限られるかも知れません
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▼このブラックチェリー材から切り出しました
材の上に乗っている黒いのは六角穴付きの埋め込みボルトで、これで刃を固定します
ドレメル治具へはM5のネジで固定します。今回は木に直接タップ加工しました。
craftm_CT201321.JPG

このサークルカッターもご所望だったのでお譲りすることにしました。










2013/02/20

ウクレレのBWV1007


いまウクレレ作りの生徒さんもいるのでちょっと探してみました。
テナーウクレレだと思います。美しい音ですね。






2013/02/14

珠玉の天然砥石

篠山在住のギター製作家Kiyond氏に、先日分けていただいた天然砥石を使ってみました。

キングの#1000から始めて、写真の4種類を順番に使いました。
右端はハイス鋼のときに仕上げ砥として使用。
面直しはいつものダイヤモンド砥石(写真右上)でOKでした。

鉋刃や小刀で試してみましたが、吸い付きがよくて、よくおります。
みるみるピンピンに仕上がるのが指先でわかります。そして砥ぎやすい。

まさにホンマもんの天然砥石です。Kiyondさん、おおきにありがとう!

▼切り出し小刀を砥いでいるところ、刃先が砥石にくっついたままです
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▼裏に産地と名前が  いずれも知る人ぞ知る ・・・ 逸品です
crfatm_HNS1.JPG


▼大きいのは「常三郎」の寸八で私の勝負鉋 、 その隣は全ハイス鋼のKunz製
 あとは、平出さんや三木の刃。この玉鋼の小刀もスムーズに砥げました
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ナラやタモやローズを削ってみました ・・・ いつもとはやっぱり違います。喰いつきがシャープです。で、そのままスルスルっ・・・といきます。永切れするかどうかは、今日のところは評価できませんが、まあ問題ないでしょう。



2013/02/13

S弦ギターの製作⑥:ブレイシング成形

一挙に貼り付けました。
いくつかのブレイシングの高さは既に仕上がりの寸法にしています。相欠きで結合しているので後で削りにくいからです。
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スキャロップのオンパレードです。メインのXブレイスだけ断面の形が違います。
ユーザー様のお好みをイメージしながら、微妙にあるいは大胆に左右(高音側と低音側)を非対称に削りました。
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▼ブリッジのあたりをタップしたときの波形です。ピークは273.9Hz(CとCisの間)です。
クラシックギターに比べて表面板が厚いのと、このブレイシングなのでかなり高い周波数になっています。
1KHz前後の高周波域もけっこう賑やかなで、これは楽しみです。
減衰波形(上側のグラフ)は非常にきれいです。
ブレシング成形後.jpg

まだブリッジパッチやハーモニックバー等を貼り付けるので、また波形を採ってみてまたブレイシングを削るかも知れません。





2013/02/12

クラシックギター製作展&コンサートのレポート

表題のイベントへの参加レポートです。
土日とも多くの来場者に恵まれ、盛大なイベントになりました。

◇出展製作家/ギター  18名/26台
  大阪、兵庫、滋賀、奈良、愛知、徳島、香川、岐阜、静岡の各府県より
  
▼土曜日はこの 「きらめきホール」 で展示されました
   なお、日曜日は1階 「工芸室」 での展示でした
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▼おなじみの楽さんも駆けつけてくれました
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広々とした展示スペース、みなさん存分にご覧になったり試奏されたり
私も大部分のギターを弾かせていただきました


◇ランチタイムコンサート
 お昼には1階ロービーで、ギターの合奏やプロによるソロ演奏が楽しめました。

▼このカルテットの愛器は、両端が丸山作、内側の2台が盟友の福田寛紀氏作。
 いやあ、ギターとオーナーさんにいっぺんにお会いできてよかったです。
 ちなみに右端Iさんのは、小職が2007年にスペインで作ったものです。 
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▼大島直さんが茨城から駆けつけてくれました ギターは奈良県の松谷さんの作品
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▼そして地元から藤村良さん ギターは尼崎市の清水さん作
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◇展示ギターのコンサート
 日曜の午後、きらめきホールで行われました。
 18人の製作家のギターと、外国製のギター3台、計21台のギターによるコンサートです。
 北口功さんが1台について2曲ずつ、全部で42曲も演奏されました。

▼演奏前に、製作者がステージに上がって、北口さんから簡単なインタビューを受けました
 左から、寺町誠さん、田中清人さん、北口功さん、丸山、井内耕二さん
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▼福手栄二さんの作品 (昨年の製作コンテストで銀賞受賞) を演奏する北口さん
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丸山のギターによる「月光」↓
http://www.youtube.com/watch?v=fnxT9AAZpXc&feature=share&list=UU7AeF3HWcU2vr_12laU1bLQ

◇ギター製作レクチャー
  土曜日にホールで3回、日曜日にアトリエで2回行ないました
  内容(タイトル)は冒頭のリンクからご覧ください
  5回とも多くの聴衆に恵まれて、本人は嬉しそうでした

▼毎回、多くの製作家の方々にも聞いていただきました(まさに釈迦に説法状態(汗))
 これはアトリエでのスナップ
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2回目のレクチャーが終わって時計を見ると予定の1分前だったので「ばっちりやなあ」 と思っていたら、あとで指摘を受けて30分オーバーしていたことがわかりました。たいへん失礼しました。しかも物理の話題だったので皆さんさぞや・・・

上の写真と下の動画は篠山の製作家田中清人さんからのご提供です。ありがとうございました。

http://youtu.be/zBiv-2MH3Xk

なおレクチャーの中で、北口さん、藤村さん、大島さん、前田由美さんにギターの演奏をお願いしました。大好評でした。

♡土曜日夜の交流会の盛り上がり方はいうまでもなく、日曜日終了後の茶話会も感動的でした。

ということで楽しく有意義な2日間でした。
次回も開催されることを確信しています。
皆様、ありがとうございました。







2013/02/08

S弦ギターの製作⑤:ブレイシング組立て

このブレイシングは、相欠き(あいかき)という組み方で結合します。各力木が必ずどこかで組まれているので、接着していなくても持ち上げると全部付いてきます。なので、表面板に接着するときは全部いっぺんにしなければなりません。

名前を付けました。 Latticed-X bracing with Closing Bar  ・・・ LXCB

なお、トップ材はジャーマンですが、ブレイシングにはエンゲルマンスプルースの四方柾を使いました。
なぜ? 勘というか、遊び心というか・・・

craftm_AD_pbr.JPG




2013/02/06

ラコート7弦との再会

2011年夏に納めたラコート7弦レプリカが、修理のため愛知県から持ち込まれました。
オリジナルに倣って、写真のような糸巻きを自作して取り付けたのですが、内部で半田溶接が外れたとのことでした。

修理が終わって弦を張って弾いてみると、グンと成長していることがよくわかりました。オーナーさんがいつも可愛がってくれていることの証しですね。すごく嬉しかったです。

そういえば今週末の茨木市のギター製作展に、オーナーさんがはるばる持って来てくれるそうです。

▼1弦用の糸巻きが外れていましたが、無事に治りました
craftm_Lchp_t.jpg


▼とっておきの美しいメイプルを使いました
番外7弦付きで、駒がバイオリン方式で、指板はRFという
当時(今でも)画期的な楽器でした
着脱式のトルナボスは、ぼくのアイデアです
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