2012/09/30

久々に吹いた

今週末の出番に備えて楽器をひっぱり出しました。
といってもいきなり曲は吹けないんです。間歇的奏者の悲しさでその都度リードをいちから準備します。

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そのリード、過去10年ほどもっぱらグロタンを使ってましたが、ここにきてやっぱりバンドレンに戻りました。
写真左からトラディショナル(青箱)、その右がV12、右端はゴンザレスのハンドセレクト2・3/4。

どれも1箱に10枚入ってますが、本番ですぐに使えるのは1、2枚、何かしら手を加えれば使えるのが1、2枚です。あと残りのうち何年かするとひょっとすると使えるかも知れないというのが1、2枚でしょうか。あとは 箸にも棒にも です。

マウスピースは左からメイヤーのM5、セルマーS80C☆、セルマーS90-180です。曲とリードの具合によって使い分けます。メタルマッピもいくつか持っていますが本番で使ったのは1回のみです
その右にあるのはリードをマウスピースに固定するリガッチャで、ウッドストーン(石森)とセルマーのGPを常用してます。

リードケースのリードをよくみると根元に△片を貼っていますが、リードパッチです。まあ、ダメモトで貼るべきシロモノです。運が良ければノイズが減ってクリアーになります。吹奏抵抗も少し減る感じです。

最後に楽器本体は、SERIEⅡのゴールドプレート。東京転勤時にお茶ノ水で買ってからもう15年になります。
これと、入社一年目の初ボーナスで買ったMarkⅥ(フランス)もあります。こちらのほうがはるかに「抜け」がいいですが、SERIEⅡに比べると僕にはポップス向きです。



2012/09/28

楽器用材を買いに行った

当ギターのユーザーさんと一緒に三重県飯高町まで用材の仕入れに行ってきました。
「もくいち」という材木屋さんです。高見山トンネルを越えて更に30分ほど走ります。家から往復150Kmほど。
行けども行けども見事な植林の山々に囲まれた、それはそれは静かな所に突然木工所が現れます。
テーブル用の天板や建築材・内装材を注文製材するのが本業のようで、スギ、ヒノキ、ケヤキ、トチ、カエデ、イチョウ、クリ、クルミ、セン、タモ・・・などの見事な国産板が非常に数多くありました。その厚くて広い板を買って来て自分でいいとこ取りすればベストなのでしょうけど、自分にはそれがもったいなく思えてなりません。(経済的にもそうですが、木の使い方としても)

なのでその立派な板を尻目に、われわれは工場中の「端材」あるいは「棚板」を宝の山と心得てこれを掘り起こします。お店の社長もこういう手合いには慣れているらしく快く応じてくれ、いっしょに探してくれました。

たっぷり2時間ほどかけてお宝をgetすることができました。

帰途はこの地域特産の蕎麦を味わってきました。

▼工場倉庫の様子
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▼基本的に国産の乾燥材です
   上手に探せばかなりいいお買いものができますよ > 家具作家さんへ
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▼今日のお宝 用途は、ロマンティックギター、アコギ、ウクレレ、ハープ、小物雑貨
左から、
 ・トチの柾材 無節
 ・ヒノキの柾材 無節 2枚
 ・国産イタヤカエデ柾材 無節、縮み杢
 ・国産ネズコ柾材 (ネズコは米杉 western red cedar と同種です)
 ・吉野杉と伊勢神宮の杉の赤身柾 極細目
 ・ヒノキ赤身柾極細目のミカン割り
 ・屋久杉杢板 
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非常に感じのいい対応で、それなりにサービスもしてくれました。またお邪魔します♪♪

 

2012/09/23

女神たちの”愛のうた”

というタイトルの3人の女性演奏家によるコンサートが橿原文化会館でありました。

 ピアノ : 仲道郁代 、 ヴァイオリン : 千住真理子 、 チェロ : 長谷川陽子

このお三方、表題のタイトルで定期的にツアー演奏されているようです。

仕事がら、バイオリンとチェロはどうしても音楽より楽器を聴いてしまいます。そんな中でも長谷川さんのチェロでのバッハの”シャコンヌ”は聞きごたえがありました。これは相当なものです。精力的に取り組まれているんやなあと思いました。

千住さんのバイオリンの生音、やっぱり素晴らしい! どんな形容をしてもたかが文字なのでやめておきます。
仮に、その楽器はストラディバリと聞いていなくても同じ感想だっただろう、と思うほどです。

仲道さんのピアノ。ホンマに達者ですね。ドシっと腰に根が生えたような抜群の安定感の上でいつも音楽が鳴っています。
プログラムの最後、3人でメンデルスゾーンのピアノトリオを全曲演奏されましたが、通してピアノがものすごくしっかりしているのでチェロもヴァイオリンものびのびと存分に力を発揮されていました。

最後になりましたが、この日3名の演奏が始まる前に、「奈良県立ジュニアオーケストラ」の素晴らしい演奏が披露されたことを付け加えておきます。この県立のオーケストラ、この時節・タイミングで昨年の6月に奈良県が創設しました。今後も楽しみです。

<プログラム>

バッハ : 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より 「シャコンヌ」  (長谷川)
ドビュッシー : ベルガマスク組曲より 「月の光」 (仲道)
ショパン : バラード第1番 ト短調 op.23 (仲道)
バッハ/グノー : アヴェ・マリア (千住、仲道)
草川信(千住明 編曲) : 夕焼け小焼け (千住、仲道)
~・~・~
クライスラー : レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス (千住)
メンデルスゾーン : ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 (千住、長谷川、仲道)

アンコールは、3名による 「愛の挨拶」 (エルガー)

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2012/09/22

野村隆哉氏の「楽器用材研究会」に参加して

とき    2012.09.21
ところ   野村隆哉研究所(滋賀県湖南市)
参加者   投稿写真参照
目的    木材の熱化学還元処理(燻煙熱処理)の楽器用材への影響・効果の確認と考察

今回は、エレキベース、バイオリン、ギター、手回しオルゴール、マリアハープ、ギター用響板と裏板について、その音を聴き比べた。

1.エレキベース
  ①燻煙熱処理1回のカエデ材を使用
  ②同処理3回のカエデ材を使用
 ☆自分の感想 : 
  明確な違いは認識できなかった。
  どちらかと云えば3回品のほうが音の角がとれたような感じ。
  自分の好みは①の音。

2.バイオリン
  ①京都市響のバイオリニストが13年間弾きこんだ岩井孝夫氏製作品。
  ②ペグとあご当て以外は全て処理材で岩井氏が製作、完成ホヤホヤ品。
  ③100年前のヴィンテージバイオリン(産地と作者は失念)
  これらで上記バイオリニストが「タイスの瞑想曲」等を演奏
 ☆自分の感想 : 明確な差が感じられた。
  ①はプロが弾くバランスのとれた上品なバイオリンという感じ。これをリファレンスとすると、
  ②は、①より瑞々しくて若々しい(幼い?)感じ。音量もある。
   これから益々良くなるという雰囲気満点だが未来のことなので非科学的?
  ③これはやはり別物。最低音から最高音まで何のストレスもない。
   鳴り方と音楽表現に抜群の余裕を感じる。
   無理矢理うがった見方をすれば極めて優等生的で面白みに欠ける。
 ☆②はまだニスも乾いていない生まれたばかりの楽器にしては、魅力たっぷりに仕上がっていた。
  皆さんの評価も上々だった。これが処理の効果なのか元々の個体差なのかは?

3.手回しオルゴール (田中清人氏が製作)
  ①燻煙熱処理済みの杉材(丹波篠山産)
  ②処理しなかった同材
 ☆自分の感想 : 明確な違いが感じられた。
  ①のほうが全域にわたって音の粒立ちがよくて輪郭もはっきりしている。
   そのためか音の広がりを感じる。ただ、音源から離れると差は小さくなる。

4.マリアハープ (製作は田中清人氏、マリア味記子氏が演奏)
  ①処理済みのカラマツとポプラを組み合わせた楽器
  ②処理しないスプルースとインドローズを組み合わせた楽器
 ☆自分の感想
  樹種が違うので評価はできない。
  それほど高価でないと思われる材料の①でも
  じゅうぶん美しい響きがしていた。

5.ギター (平山照秋氏製作、試奏者も同氏と田中清人氏)
  ①燻煙熱処理したスプルースを表面板に使用
  ②同処理しない材料で製作
 ☆自分の感想 : 明確な違いが感じられた。
  ②の楽器だけを聴いていると大変魅力的な音に感じたが、①に比べると
   その音が平坦で薄くさえ思える。
  ①はどの音域でも1音1音がもれなく同じように鳴る感じ。
  その音がボディの深いところから聞こえる。
  自分には極めて魅力的な響きに聞こえた。
  後で自分で弾いてみてもそれを実感できた。
  これこそ処理による均質化およびセルロースの結晶化の賜物?

(参考)この2台は、①が機械式ペグで②は木ペグであること以外は同じ設計・製法。同氏が最近製作した小型のチェンバロでも燻煙熱処理の効果を確認したとのこと。

6.ギター響板完成品および裏板完成品 (田中清人氏製作中の「ラプレヴォットタイプギター」の部品)
 ・スプルースの響板では処理品のほうがタップ音に明瞭さがある。余韻もある
 ・カエデの裏板も若干同上の感じはあるが、先入観なくば同じに感じるかも

(まとめ)
燻煙熱処理によれば、自分の感想では少なくともオルゴールとギターに対して好ましい方向に作用していそうである。それは野村先生が仰るところの処理による木材内部の均質化とセルロースの結晶化ないしはその促進と推定される。
今後n数をもっともっと増やしていくことが何よりも望まれる。


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2012/09/12

スーパーエイトは名機

いつものようにゼンマイを巻きながら、「よう考えたらこれすごいなあ」と思った
それは、自分が小学校にあがったころからずっと動いている柱時計

ネットで調べてみると
・アイチ時計社製の「スーパーエイト」 : エイトということは軸受が「8石」なんだろうか
・ゼンマイは、振り子用とチャイム用に2つ 両方ともきっちり30日ぶん
・チャイムは2本バー 長三度のハーモニー
  感心するカラクリは、毎時0分の時報より30分の方が音が小さいこと

五十年以上も無故障  職人さんの仕事、素晴らしい!!



▼毎日毎日目にするモノは、こういうシンプルなデザインでなくては (小職の自論)
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▼文字盤ではなく枠に MADE BY AICHI TOKEI DENKI K.K. NAGOYA と印刷

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▼このチャイム、約330万回鳴りました  ネジ類の頭は全部「マイナス」 、 筐体は無垢材
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2012/09/12

ボール盤をお譲りします

オークションに出そうと思いましたが、重くて(20Kg)発送がたいへんなのでやめました。

工房まで引き取りに来られる方に限り、¥4,000でお譲りします。完動品です。

必ず事前にメールをください  → nara_craftm@ybb.ne.jp

マキタのTB131です。詳細の仕様は↓
http://www.monotaro.com/g/00213209/?gclid=CKLKtNHlrrICFcdbpQodImwA5g&utm_medium=cpc&utm_source=Adwords&cm_mmc=Adwords-_-cpc-_-%28not+set%29-_-%28not+set%29&ef_id=OBZQM2Qc4tsAAAyC:20120912003424:s


▼マニュアルもあります
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▼ギターのヘッド部の穴あけやブリッジの加工に重宝しましたが、
   大きなボール盤を買ってから出番がなくなりました。
   使っていただけると嬉しいです。
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2012/09/09

椎野みち子さんのコンサート

名張駅近くの会場まで車でほぼ1時間、プリンセスピンクこと椎野みち子さんのギター演奏会に行ってきました。

まず今回のお衣装は、前半が「くのいちルック」、後半がベトナムでみつけたという「アオザイ」。もちろん大変よくお似合いで、カメラの放列でした。

曲はすべてご自分の作品でした。 ・・・・ 喜び、悲しみ、慈しみ、想い出、希望 ・・・ といった感覚が自然風土や季節の情感なども交えて見事に表現されていました。椎野さんしか書けないし表現できない世界です。演奏の前に曲の説明をされるので、目を閉じて聴いていると否が応でもそのお話の世界に引き込まれます。

感動をありがとうございました。来年も楽しみです。
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今日のギターはヘルマン・ハウザーが45歳のとき(1929年)の作。ちょっと小ぶりのトーレスモデルで弦長645mm。
音はというと、ひとことでいえば「高貴」。もうひとこと付け加えさせていただくなら「濃密」。
派手にガンガン鳴るとか重低音がどうとか高音の伸びが云々というような批評は寄せ付けないものがありました。
楽器から出された音は即座に細かい霧の粒のような「物体」になってから空気や人の体にとけこんでいくようでした。

▼クリックして拡大すれば木目やラベルの文字が見えます
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2012/09/05

たかすみ温泉と高見山

三重県との境にある高見山を見たくて車で行ってきました。ちょっとした温泉付き小旅行になりました。

▼家から1時間もかからずにこれが拝めます。近畿のマッターホルン、高見山です。冬季は白銀に輝きます。
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▼その麓を左折して、たかすみ温泉を越えて「投げ石の滝」に向かいます。
   その名も「滝野」という在所に車止めがあります。
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▼これが投石の滝です。 (フリーソフトで編集したのでロゴがうるさいです)
    ちなみに、YouTubeのほうのコメントに家人の即席俳句があります


▼その俳句に登場する「千年杉」  滝の下手側に聳えます
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▼こちらは不動明王さま
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さて滝をあとにして、たかすみ温泉まで戻って、その隣にある「天好園」で昼食にしました。
天好園さんは、素晴らしいお庭のある旅館です。数年前の冬、家人もお世話になったそうです。その時は寒さ対策でなんと電気毛布を持参したそうです。

▼なかなかのたたずまいですね
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▼せっかくなので、まずはアメノウオ(”あまご”のことです)の造りから 
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▼そして、アユ定食  このアユ、身の8割以上がタマゴでした。なんと美味な。
  (アユもアマゴも泳いでいるものを調理してくれます)
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じつは東吉野というところ、俳句界では知らない人はまず居ません。なぜか俳人ゆかりのスポットが数多くあって、いたるところに句碑もあります。

▼お店の中にも俳句の色紙や短冊がいっぱいありました。これはテレビでよくお見かけする茨木和男先生のお句です
   「雉子飯を 食べて吉野の 人となる」
     なお、次回はキジとコイをいただくつもりです
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▼こちらは河瀨直美監督の色紙ですね
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▼これらの建物がお宿になります、詳細はHPで。    勉強会や合宿に如何?!
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▼こういう感じの設え(しつらえ)が何か所かありました。 ギターを弾く場所にピッタリ!!
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▼われわれはいつも食事の後で温泉です。ちゃんと理由があります。
  まあそれはさておき、天好園の隣が「たかすみ温泉」です。
  ウエブサイト ⇒ http://www.yoshikoren.com/web/e_yoshino/takasumi.html
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▼男湯です  お風呂にいるのは自分だけでしたので...
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▼オープンエアーのほうです
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▼マッサージ機もありますが、10分で¥200 もします
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▼風呂からあがって、車を止めている天好園に戻りました 自然の川も庭の一部です
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▼しめくくりは、庭にあった「はんかちの木」   知りませんでした

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