2011/10/28

ワイン木箱のチェスト-2

久しぶりのblog書きです。
今年の秋の家具モードは、ワイン木箱のチェスト(ひきだし)です。(6月12日の日記に能書き)

おおむねバーツの加工ができたので仮組みしました。これでホゾの納まり具合と、直角・並行をチェックします。
依頼者提供のワイン木箱(from フランス)の焼印面や印刷面の意匠を活かすわけですが、この面には鉋をかけられないので裏面だけで調整します。反りやネジレは修正しました。
木箱は松材ですが、それ以外はミズナラを使いました。


▼框組み(かまちぐみ)です。まだ接着していません。差しこんであるだけです。
  天板も載せてあるだけ。右側の額縁細工(接着中))は抽斗の前板になります。
  額縁の縁はウォールナット。
 
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▼裏側にも焼印板が  ・・・ ご存じの銘柄ありますでしょうか?
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2011/10/19

テジョン国際ギターフェスティバル2011

今年も韓国テジョン広域市の主催で開催されました。
もう3回目の参加になるので、何人かの韓国の製作家とも友達のように接することができました。そしてまた新しい出会いなどもあってさらに友好を拡げることができました。

国際ギターコンクール、クラシックやロックやフォークの連日のコンサート、そして手工ギターの展示という内容です。
ギターコンクールではブルガリアの若者が一位、二位三位が韓国の学生でした。日本からの参加者は残念ながらファイナルには残れませんでした。本選の演奏を聴きたかったのですが、ギター展示会のセレモニーなどと重なったため叶いませんでした。

コンサート会場は昨年と同じ藝術の殿堂でした。千人以上と思われる観客のほとんどが若者と親子連れというのも昨年同様です。クラシックギターのコンサートなのに、日本とは文化(教育)の違いを感じました。ちなみにチケットは物価の安い韓国で100,000ウォン(7千円ほど)もします。演目はロッシーニの序曲とアランフェス協奏曲(ソリストはイタリアのAniello Desiderio)、そしてギターカルテットでした。

ギター展示会には、日本から11人、韓国から18人の出展でした。本数にすると40はあったでしょうか。19世紀タイプのギターも私の他にもう1人が2台出していました。ネットで話題の「昌ギター」もありました。
今年は展示ギターのデモ演奏が無かったのが大変残念でしたが、そのぶんゆっくりと全部のギターを弾かせてもらいました。

いくつか「おっ、これは」と思う楽器もあって、その製作者といろいろお話をできたのが有意義でした。
ダブルトップやダブルバックのギター、さらには通常の倍以上ありそうな重いギターなどもあってそれはそれでなかなかおもしろかったです。

今回もあれこれいっぱいイメージをもらいました。そしてその向こうには自分の目ざすギターの姿が見えてきたように思います。

フェスティバルが終わった次の日、みんなでソウルに移動しました。われわれのグループは南大門市場で買い物ツアーをしました。そして夜は松村さんのご尽力によって韓国の国立芸大のギター科の李教授との交流を持つことができました。ホテルでギターを弾いてもらっただけにとどまらず、素晴らしいディナーもご馳走になりました。カムサハムニダ。

▼会場 ピョンソン青少年育成センター
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▼左から 井内さん、私、福手さんのギター (カンバンは先方が作成してくれました)
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▼いちばん手前にあるのは、中山さんの竹ギター
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▼彼女は韓国の製作家です ものすごくいいギターを出品していました 演奏も上手です
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2011/10/10

今年もテジョンへ

韓国テジョンの国際ギターフェスティバルがせまってきました。もう今年で3回目になります。
ギターコンクールの賞金もさらにアップされるようで、ますます右肩上がりのイベントになっています。
いまの韓国は、文化イベントへの助成に関して実質的に我が国とは大違いで、藝術至上主義のヨーロッパの国に近いものがあります。

実はどのギターを持っていくかまだ決めていません。例のラプレヴォットなんですが、2台のうちのどちらにしようかと。
いずれにしてもあの形のギターはおそらく誰も持ってこないので、皆さんの反応が楽しみです。

会場では展示ギターを売買できるのでビジネス色の濃い製作家も多いですが、私はそれより「慰安、親睦、交流、キムチ」です。

ちなみに日本からは、招待製作家10名、コンクール参加者1名、その他同行者数名という陣容です。
2011/10/07

象牙の独立サドル装着レポ

先日の、のよりライブでマイミクのS先生に教えてもらった 「象牙独立サドル」 を試してみました。ギターはラプレヴォットのレプリカ(小さい方)です。一般的なモダンギターではありません、あしからず。

<音の感じ>
・全体的に角が取れて「まろやか」になった。音量は少し大きく(幅広く)なった感じはする。
・低音域の 「ボディの底を打ったような音」 がしなくなった。上記のことが起因?

<製作について>
・牛骨より削りやすくて細工しやすい
・短いのでサドル溝底との密着性を良くすることができる
・6つもあるので時間はかかるが、その後の弦高調整は容易
・象牙を木材に見立てた時の「木目」の方向でかなり音が変わる由
  おすすめは「木口側」に弦を載せる-単独サドルなのでこれが出来てしまう!
 
  (このことは、牛骨や黒檀のサドルでも同じかもしれません)

<結論>
・元の牛骨のサドルにはもう戻さずこのままにしておきます

ギターによって相性はあるかもしれませんし、好みもあると思いますが、交換できるパーツなので試す価値は十分あると思います。
 
大化けする可能性もあります。知り合いの製作家もシベリアの冷凍マンモスの象牙を使っています。

▼そのうちナットや糸巻きも象牙にするかも
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2011/10/03

第3回「のより」ギターライブ

回を重ねるごとにますますの盛り上がりでした。

プロも含む皆さんの演奏を聴けるのはもちろんですが、お酒がいただけて、自分の作ったギターを皆さんに弾いてもらえて、さらにはどさくさに紛れて自分も前で演奏できるという、楽しい楽しいライブでした。
そして、その場に居合わせたお客様とすぐに親しくなれるのもいいところです。友達の輪が広がります。
今回は予期しないお客様も何人か遠いところからお見えになって、ありがたかったです。
14時から始まって最後は西大寺駅前のいつものところでニ次会でした。

写真はすべて主催者の「楽さん」の日記から拝借しました。
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▼自作自演
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▼金谷幸三プロ ジュリアーニの大序曲をアップテンポで弾いてくれました
  初めて触った楽器なのに、さすがとしか言いようがありません、凄い!

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▼中村昭三先生  手にされているのは630mmのトルナボスのトーレスモデル
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▼はるばる愛知県から楽器を持ってご来場のYさん
  ラコートヘプタコルドの製作依頼者です
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