2011/03/31

7弦ギターの製作-14 仕上げ

crfatm_7st_fnsh.JPG

表板以外はラッカーを吹いているのですが、日数がかかりました。
最終吹きから1週間ぐらいおいてバフをかけました。
超微粒子のコンパウンドを使ったのですが、まだ微細なバフ跡が見えるのでシェラックニスをタンポ摺りしてそれを消しました。
こうなるともう自己満足以外の何ものでもありません。

なお今回は目止めに「Z-Poxy」を使いました。
前回の経験からそれなりにノウハウがつかめたので、なかなか綺麗に埋まりました。

表板はご覧のように着色しています。「山吹色に」というご指定です。今回はニスそのものに顔料を入れてそれを塗りました。
これが乾燥したらようやくブリッジを接着することができます。




2011/03/29

来客礼讃

きょうは、楽しみにしていたお客様をお迎えしました。サラリーマン時代に長い間お世話になった上司と奥方様です。

先ずは橿原神宮へ。そこは30年前の結婚式を挙げたところなのですが、その時の仲人様が今日のお客様です。
深田池の桜はこれからだったためか、こんな暖かい日にもかかわらず人影も少なく拝殿前の広い空間を4人で独占するかのようでした。

次は車で明日香へ。車窓からでしたが古寺や遺跡を見てもらって石舞台の近くでランチ。黒米のごはんが色も味もよかったとみんな納得。
桜はまだでしたが、桃の花と菜の花がきれいで、またいい匂いでした。

そしてわが工房へ。今日のお客様は僕が最初にこしらえた家具(つまり作品番号No.1)のユーザーさんです。それは背もたれがラダータイプのハイバックチェアーで、今年でもう8年になります。その頃はまだ工房もなくて青空の下でせっせと作っていました。
その椅子、ますます奥様に愛用されていると伺って嬉しい限りです。

きょうは屋外よりも寒い我が家の中でしたが、心温まるひとときでした。

遠方よりのご足労、ほんとうにありがとうございました。



2011/03/23

7弦ギターの製作-13 塗装

まず全面にセラックニス塗装を施しました。いつもならこれで終了ですが、このギターはその上からニトロセルロースラッカーを軽く吹きつけます。汗などからガードするためです。吹く前にラッカーがのりやすいように水研ぎを入れました。
なお、表面板にはラッカーは吹きません。

▼工房2Fに小さな塗装ブースがあります。窓に水銀灯が写りこんでいます。
crfatm_7stLac.JPG




2011/03/22

いよいよ19Cギター

アグアド先生の肖像画。抱えているギターはラプレヴォット(Laprevotte)。
楕円の響孔が印象的ですが、内部のつくりもバイオリンにちょっと似ていて、前々から興味ありました。

次作はこれです。

Laprevotte_wAGAD.jpg





2011/03/19

愚痴で再開

(1) 「失意の胸へは誰も踏み入ってはならない ・・・・・・」 (今日の天声人語)
いまのぼくの気持ちと同じだ。
はすかいに見過ぎかもしれないが、どうもマスメディアはキープアウトの線を平気で踏み越えているような気がしてならない。報道の自由と人々の心の中にある痛みのかたまりをえぐり出す行為とは全くの別物だ。

(2) 自民党が入閣を断った。理由は、「国家的危機とはいえども政策協議なしでは・・・」。
政治の世界では国家的危機をも上回る理由が存在することにいたく驚き、それを正論のド真ん中のごとく公言する政治家に呆れ、さらに断られた与党側には計り知れない頼りなさを覚えた。

以上、自分としては極めて珍しい愚痴ネタにて、blogの再開となりました。



2011/03/08

7弦ギターの製作-12 指板OilFinish

きのう指板を接着したので、今日はその仕上げです。なおフレットの溝は貼る前に切ってあります。

平面が出た板きれにサンドペーパーを貼って、指板表面をきれいにします。このとき、断面がほんのわずか「かまぼこ型」になるようにします。12フレットから上は少しテーパー状に削りますが、今回はちょっとだけです。この辺りを多用する奏者なので弦高を抑えるためです。

表面を#400までサンディングして蜜蝋+植物オイルを摺り込みます。乾いたら#600で軽く毛羽取りをして再度オイルを摺り込みます。余剰分のオイルはしつこいぐらいに拭き取っておきます。これで完全に乾いたらフレット打ちです。
なお、フレット打ちで接着剤を使うときは溝に入ったオイルが災いしますので、この仕上げ方は適しません。

▼3フレットと9フレットの中央に小さな穴がみえますが、位置決め時の釘穴です。
  7弦ギターなので少し幅広ですね。
craftm_7S_Fb.JPG




2011/03/03

7弦ギターの製作-11 鉢巻き

ギターの縁に巻いている鉢巻きをバインディングおよびパーフリングといいますが、これは表面板と裏板の木口に蓋をして水分の出入りを防ぐ役目がありますが、飾り的要素も兼ねます。いい出来栄えなら、「用の美」って呼べるかも知れません。

写真はまさにバインディングとパーフリングを接着しているところ。例の新ベンディングマシンのおかげで塩梅よく曲がったので、ヒモ巻きはせず、テーピングだけです。
ちなみに、バインディングはパオロサ(別名:アフリカ紫檀)、表のパーフリングは黒白の片ヘリンボーン、裏のパーフリングは最近よく使うイチイの木です。
なお、表板にはテープをはがすときに木がささくれないようにニスを塗っています。(本塗装のときには除去します)
craftm_BndPfl.jpg



2011/03/02

出番

1.ひさしぶりにサックスの出番。ピアノとアコースティックギターとのアンサンブル。というより、おっさんバンド。
出し物は、懐かしき「GS」の曲。編曲も頼まれた。本番は月末なのでまだちょっと時間はある。でもぼちぼち口慣らししとかないと。使えるリードあったっけか?

2.サックスの前にも出番がある。
市内のある中学の校外学習でうちの工房で”授業”を行なう。実は、前年度も全く同じことを行なっている。いわば、リオーダー。
対象は1年生の全校生徒。といっても11名だそうだ。その学校、ぼくが中学のころは1学年たしか60名ぐらいだったのに。
わが御所市の人口が3万を割ろうとしているのもうなづける。しかも少子化。
サックスも楽しいが、こちらも内心ウキウキ。もともとぼくの希望職種は中学の教師だった。
さて、ぼちぼち資料(教材)つくらねば。