2010/08/31

牛歩と馬走

飾棚の製作がなかなか進まない。8月の実働は半分にも満たなかったのではないだろうか。
いろいろイベントがあったのと、この暑さがその理由だ。
先日の新聞に 「明日はすぐに昨日になる」 というような記述があったが、まさにその勢いで時は過ぎていく。
といって、焦るのは物作り屋にとっては禁物、と自らを戒めている。

ネットのブラウザを Explorer から google chrome に変えた。サクサクとすこぶる軽快。
前者はパッチにパッチを当てるようなことを何千回も繰り返してきているからだろう。ひどいメタボリック状態だが、これはしょうがない。
に対し、後者は涼しい顔をして単に真似をすればそれでよかった。まっさらの状態から。おそらく何十分の1のコードで済んでいるんだろう。

さて、今日は朝いちから砥石を水に漬けてある。これから刃研ぎだ。





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2010/08/26

Gorilla

車で遠出するのを機に15年ぶりにカーナビを買い換えた。(15年前のは、とうにお役御免になっている)
ネットのランキングを見てSANYOのGorillaに即決。老眼なので7インチ画面のほうにした。これが大正解で、眼鏡は不要。
ダッシュボードへの取り付けはVICSのアンテナの配線も含めて10分もあればOK。
盗まれ防止のための本体取り外しもワンタッチ。

他との比較はいざ知らず、絶対評価として素晴らしいナビだと思う。
速い、賢い、データ満載、薄くて軽い、熱夏の長時間ドライブでも誤動作なし。

自分でもあきれるほど方向音痴で、たとえ近くても知らないところへは車で行くのが億劫だったのだが、これからは逆になるような気配。
行動範囲と行動回数は間違いなくアップすると思う。

SDカードを差し込んで音楽や動画を再生してFMで飛ばせるのも嬉しい。さっそくいろいろ入れてみた。
ワンセグもキレイに入るが、これは自分には無用の長物。

安全のため走行中に一部操作できないように、シフトノブのパーキング位置を近接センサーで検知してナビにインタロックとして配線するように指示しているが、ありがた迷惑なので、ここは短絡して常時操作OKにしておいた。

「いいオモチャね」とカミさんは揶揄するが、「いや、これは不可能を可能にする!!」。
これで5万なにがしは極めてリーズナブル。

2010/08/25

いい日

きょうは、恒例のギター製作家仲間(自分を入れて4名)の勉強会。場所は拙宅。
今回は新作ギターの試奏会ということで、新進のプロギタリスト(F村氏)が駆けつけてくれた。というかメンバーのひとりが招聘してくれた。

まず午前中に1時間以上かけて何台かのギターを試奏してくれた。ほとんど、いや正味本番モードだ。

昼は市内の温泉で食事をかねて3時頃までリフレッシュ。

帰途、1時間に数十mmクラスのスコール。これは我が町では何週間ぶりという恵みの雨。

帰ってから試奏会の続き--実に3時間近くも。重複した曲はほとんどない。

ギターで生計をたてるプロフェッショナルの演奏のすごさを実感した。

どの曲も確固たる 「洗練度」と「キレ」 の上に成立している。

初めて触るギターの個性を短時間で見抜いて、その楽器のパフォーマンスをフルに発揮させる技も素晴らしい。

そして散会。外へ出ると雨が降ったので気温がぐっと下がっていた。

東の空には大きな大きな虹が半円を描いていた。
2010/08/24

しなやかなギター

前回の続きになるが、「グライダーのようなしなやかなギター」というのが頭から離れない。
音や響きははっきりとイメージできるのだが、さてどうして作る?

昨日、2007年ロマニリョスの製作講習で作った楽器に再会した。弦高調整のためにオーナーさんが楽器を持って工房にみえたのだ。
明らかに変わっていた。トゲトゲしさが無くなって角がとれた感じ。カラっとした明るさは健在。そして素直な響き・余韻も感じとれる。

あっ、この「素直な響き」こそグライダー・・・・に通じるのでは? ははーん。
そう思うと楽器を手にとっても何となくしなやかさを感じる。

ネックの材料がマホガニーではなくセドロであることと横と裏板が薄いので楽器全体が極めて軽い。
ブレイシングはトーレスだが、スキャロップの削り方が全然違う。なるほど。これもグライダーへの道かも。

タイムリーな再会だった。

▼ロマニリョスの講習会にて at シグエンサ・スペイン
IMG_5570.JPG
2010/08/21

美山での収穫

今年の美山ギター音楽祭も、とても充実した5日間だった。

<ティモシー・ケイン先生の公開レッスン>
西洋音楽の理論や伝統を基本にしながらも、一方ではそれに縛られないオリジナリティも必ず創造していく。
そのオリジナリティには上品さとインテリジェンスが必須だと説き、お手本を提案される。
教えるということに関して卓越した技量の持ち主。その技量は彼のパーソナリティから派生しているように思える。
スパルタや根性論ではない。むしろその逆。
「やさしくて、教えるのが上手な先生」。会場にいた人はみんなそう思ったであろう。
世界の著名なコンクールで多くの優秀者を輩出しているのがうなづける。

<ギター製作家展>
作家8名が計16台のギターを出展した。
いわゆるモダンタイプのほか、フラメンコ、トーレスタイプ、孟宗竹製のギター、裏横がMDF(圧縮紙)のギター、そして作者が19.5世紀ギターと称するもの、そしてルネサンスリュートまで、実に多彩であった。

それらのギターを使用して受講者たちが2夜にわたる「ハイハイコンサート」の中で弾いてくれた。
この企画は製作者にとって否が応でも勉強になった。
各作家さんのギターのほか、アルカンヘルやポール・フィッシャーやスモールマンやマツムラやホシノなど・・・と同じ土俵・条件で聴けるからだ。
自分の2台のギターは5名もの名手に弾いてもらう機会を得た。
2台のうちどうもトルナボス付きのほうが人気があったようだ。

<金言>
ギターには、「グライダーのようなしなやかさ」 が大切と製作家のSさんに教わった。
裏を返せば、「戦闘機や装甲車」 のようなギターは???ということ。
「なるほど」 と思った。音に関してだが、思い当たるフシがいっぱいある。

いったいどういうふうに製作に反映させてグライダーにするのか? 氏もよくわからない由。

しかし、イメージを持てたことは大きな収穫かもしれない。
2010/08/13

涼しい美山でギター三昧

いよいよ美山ギター音楽祭です。

蒸し暑い奈良盆地に比べりゃ美山は避暑地です。

今回、ギター製作家展用に2台持っていくつもりです。

つのだたかしのリュートを生で鑑賞できるし、ティモシー・ケインと宿でお話できそうだったり、

主催者の渡部さんとも2年ぶりにお会いできるし、そして製作家さんや若いギタリストたちとの語らい、

楽しみがいっぱい。  でもこの長丁場 ・・・ けっこう疲れるンですよね。

  関連情報、公開レッスン受講者(10名)、ギター製作家展出展者(8名)などはこちら


2010/08/04

ビスケットジョイナー

どうやらようやく暑いのにも慣れてきたようだ。
きょうは久しぶりに筒一杯(古い?)作業できた。

こんどの作品はホゾ組みとビスケットジョイントを併用して組み立てる。
ホゾとビスケットでは作業時間に雲泥の差がある(ビスケットのほうが楽)が、外観は同じだ。
違うのは動的強度。なので椅子やテーブルの脚をビスケットでつなぐことはしない。

工房のジョイントカッターは Porter-Cable 557K(写真)。
刃の高さ調整と角度調整が、精密で正確で再現性が良いので信頼して溝が彫れる。
使い方のポイントがひとつ。必ず掃除機で吸塵すること。これで目違いが防げる。

そしてビスケット。
いろいろ使ったが、結論はマキタの純正品(写真)ベスト。
他より値が張るが、ここでケチると墓穴を掘る。
マキタのは厚みのバラツキが許容範囲で欠けも少ない。一袋ほとんど全部使える(偶然かも知れない・・念のため)。

平気の平左でいいかげんなものを作って堂々と売っているので要注意。このビスケットは食べられない。

▼飾棚の引き戸の材料の一部です(ミズナラ)
bc_jnt.jpg



2010/08/01

36年前の演奏

要領がわかってきたら、わたしサルに変身します。きょう2発目のアップです。
36年前のLPレコードを30年前のターンテーブルで再生しました。

自分でいうのもなんですが、この演奏には先ほどのとは違って邪念は混入していません。
混入しようにもそんなものまだ知らなかったからです。(上手下手の話ではありません)

36年経って、サラリーマンをとうに卒業して、またあの頃に戻ってきたような気もしています。

音源 奈良高専の第七回定期演奏会のLPから
会場 奈良県文化会館大ホール
指揮 前田昌宏 (先輩です 今やSAX界では超有名)
 
2010/08/01

寝苦しい夜がなおさら

熱帯夜に自分の演奏でも聞けば寒気がするかなと、久しぶりにYouTubeを開けてみたら
演奏以前にやっぱり音質が気になって、却って暑くなる始末。
そこで今朝さっそく、別途デジタル録音していただいたファイルをBGMとして重ねてみた。もともとの音声はカット。
微妙に音声と映像が一致しないところもあるが、音質は改善された。これを再度アップ。

あらためて聞くと
 1.ピアノの先生がほんとによく合わせてくれている
 2.Honestyでいちばんいいところで音がかすっている 原因は ”邪念混入” いつもこれでミス
 3.音程の甘いところがいっぱい

ちなみに、この秋にはクラシックギターとのデュオ。初めてなので今からわくわく。