2010/05/29

マットな表面板

今日は、塗装前の下地調整と塗装ブースの準備。

塗装ブースといえば、換気扇を耐圧防爆タイプに替えた。高価だったが万が一にもボッカーンといったらエライこと。

写真のギターは通常のセラック塗装をしたあと表面板以外には薄くクリアラッカーを吹くことになっている。目的はガード。

さて表面板、「テカテカと光らないように」というご要望。理由は、ステージライトが反射して聴いている人が眩しかろうとのこと。

光らせるのは得意なんだが、さてどうしたものか。

オイルフィニッシュという手があるが、これだと定期的にメンテナンスしないといけないのがイマイチ。

セラックを塗って研ぎの粗さで加減することになると思う。


▼塗装前の状態です これから導管に目止めをしますが、今回はそれ用のエポキシを使います
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2010/05/25

フレット打ち

フレットワイヤーを目方で買ったらたいそう安かったのだが、真っ直ぐではなくて湾曲しているタイプだった。

さて、フレットの脚部についているイボイボをある程度削らないと自分のフレット溝には堅くて入らない。

ワイヤーが真っ直ぐならいつもの方法でイボイボを削れるのだが、今回のは曲がっているのでうまくいかずヤスリで削るしかない。

昔をおもいだして1本ずつシコシコシコシコ。BGMがなかったらけっこうツライものがある。

ホームセンターで見つけてきた鎌や包丁を研ぐダイヤモンドヤスリが正解だった。なかなか塩梅がよい。

これなら半日もかからないだろう。



▼フレットワイヤーと道具  ギターはトルナボス無しのほう
  ダイヤモンドヤスリの横にある木片は、14フレットより上を叩き込むときに
  ボディの内側から当てがうものです
フレット打ちの様子
2010/05/21

iTunesのラジオ

オーディオCDを作る目的で iTunes をダウンしたら、「ラジオ」というライブラリが入っていた。

ネットで世界各国の音楽専門局(FM)を聞けるというもの。

実に膨大なライブラリで、JAZZやポップスに比べればマイナーなクラシック関係だけで82もある。

モーツアルト専門だったり、バロックばかりだったり、ピアノソロ専門だったりと実に多彩。工房のBGMにはもってこいだ。

フランス語やスペイン語のDJやCMも意味不明だが目新しくてなかなかおもしろい。

一日聞いていて感じたことは、偶然かもしれないが、日本ではあまり聞けない(流さない : なので耳馴染みがない)曲が多いということ。

いいかえれば、まだまだ知らない曲がいっぱいということ。

それにしても日本の片田舎に居ながらにして、世界のFM曲をリアルで聞けるなんて。
2010/05/17

アトリエのネコ

このblogではおなじみですね。♀ですが、トラといいます。もう18年もいっしょにいます。彼女が来たとき、私はまだ四十にもなってませんでした!!

こちらがどんなに忙しい思いをしていてもいつも知らんぷりですが、そこに居るだけでお役目を果たしています。

指板の接着を終えたところで写真を撮りました。ギターは、630mmトルナボス付きのほうです。

このギター、コンコンと指で叩くと、ドンドンと床まで響く音がしてます。まあ、弦を張らないと何とも言えませんが。

▼トラに夕陽があたっていたらよかったのに
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▼口輪部分のアップ トルナボスが見えます
  指板の側面のマスキングテープは、接着材対策です
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2010/05/16

ベンディングアイロン更新

それは、機嫌よくバインディング材を曲げているときに起こりました。

 「このカエデ、なかなか曲がらんなあ・・・あっひょっとして」 

と思ってアイロンに水をふりかけると、いつもなら「ジュン」といって水が蒸発するのにウンともスンともいいません。

分解してテスターでチェックすると、ヒーターの断線でした。

ダメモトで交換部品を検索してみましたが、やっぱりありませんでした。

無しでは困るのですぐに発注しました。今度は国内品です。同じ200Wだし、PSE規格適合品というのでこれに決めました。

頭に載せる円柱パーツも付いているようです。


ギター作りを始めて真っ先に買ったベンディングアイロン、10年間お世話になりました。
2010/05/14

時間

 サラリーマン時代の通勤時間は片道でドアtoドア2時間。まず車で最寄の駅へそこから近鉄で京都に出て更に乗り換えてという経路だ。
これを20年以上繰り返した。
この往復4時間という通勤時間であるが、ほとんど本や新聞とヘッドフォンラジオで過ごした。幸い電車では常に着座できたし、誰にも気を遣うことなくまぎれもなく自分の時間として楽しくというか少なくとも苦痛は感じなかった。FMでは好きなクラシック、AMでは阪神のナイター、愛読していた夕刊Fは隅から隅まで読むことできた。読んだパソコン誌の数ときたら、、、ただ、飲みにいったときはたいてい家には帰れなかった。
 
 各自の持つ時間は有限でさらに「質の高い」時間となるとこれは山ほどお金を積んでも決して買うことはできない。ここで「質の高い」とは個人個人で異なろうがおおよそ、身体的、精神的に健康、そして自由であり、経済的やその他のマイナス要素の心配事もない状態であろう。換言すれば「幸せな」時間ともいえる。ただしそれらの要素がいくつか欠落した状態でも、考え方しだいでいくらでも「質の高い」時間と感じ得ることも可能で自分も経験した。いわゆる positive思考というやつだ。

 有限である時間を思う存分味わって過ごしたいと願ってやまない。したがって自分の辞書には「時間をつぶす」という単語は存在しない。


(20041212)
 
2010/05/11

平山郁夫展

に行ってきました。 「月末で終わってしまうのよ」って云うので。

会場は明日香村の万葉文化館。そう酒船石のあるところです。

シルクロード関係と大和路関係で展示室が分かれていました。

あらためて感じたのは、平山さんは建物を表現するのがお好き(お得意)なんだなあということ。それと太陽と月。

イスタンブールの巨大なモスクのドーム、長安や洛陽の夥しくて緻密な甍の群れなどなど。そしてそのほとんどに太陽か月の光。


自分がいちばんぐっときたのは雪の長谷寺の五重塔です。

塔が単純にまっすぐ立ってないように見えるのです。心柱が微妙に弓なりになっている様な感じ。

そのせいか塔が胸を張っているように見えます。細長くて危なっかしい建物の筈なのに、この安定感!! 塔が樹木のようです、根も生えています。

出口で家内が物色した絵ハガキ、1枚は熊野古道あとの4枚は大和路の塔でした。


▼これがその長谷寺の塔の絵 「結因の銀華 1993年」(ネットから拝借)
    なんですが 、う~ん 現物とはずいぶん印象が違います ・・・



2010/05/10

Iman Malekiの絵画

いつも何かとお世話になっている札幌在住のカナダ人ギター製作家が、彼の友人というイランの画家の作品を送ってくれました。素晴らしいと思いましたので、ほんの一部ですが紹介します。古典懐古風ですが、どこかしら現代的なところも。今作る19世紀ギターみたいな。

▼どうぞ拡大してご覧ください
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 Leo2.jpg Leo3.jpg Leo4.jpg



2010/05/08

テールランプ

今日は、朝いちにギターの裏板を接着したあと、あまりにも天気が良かったので吉野山の新緑をたずねてきた。生命感溢れる景色だった、。

帰宅すると車のテールランプのレンズセットが届いていた。オークションで落札したもの。中古品で極端に安かったが、思いのほかキレイなので驚いた。ラッキー!。

もう15年以上になる車でテールランプはすりガラスよりもひどかったので、交換するとホンに若返った。まずレンチを買いに走ったりして作業は夕方までかかったが。

先日ナンバープレートを「足立」から「奈良」に替えた。まだまだまだまだ乗りたいと思っている。

屋根の塗装がイカれているので次はこれをなんとかしたい。でもこれは高そうだ。家具やギターの塗装を施すわけにはいかないし。

オークション・・・か


▼交換後です
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2010/05/06

イチイ

イチイガシ(一位樫)ではなくて針葉樹のほうのイチイ、別名アララギ。イギリスの YEW と 同種。

フシもコブもワレもあるが(なので安い)、ギターのハチマキ用材(バインディング、パーフリング)にしたくてネット購入。この色合いと風合い、なかなかな感じ。

イギリスに住むわが師スティーブはとても細工上手。

英国ではYEWを伐採すると良くないという迷信があるんだよ、とか云いながら彼のギターには綺麗にパーフリングしてある。

そのギターを見て、真似してみたくなった。でもYEWではなくて日本国産のイチイにした。


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