2009/12/30

あと一日になりました

つい先日 まっさらの年が明けたと思ってたら もうあと一日しかなくなりました

そのあいだに ことしも工房から楽器がいくつか旅立ちました


 はじめて作ったフラメンコギター : 実は「渡したくない」ほど好きでした

 写真だけで作ったハープリュート : 今まででダントツいちばんの難産でした

 木曾檜でこしらえた十五絃琴 に おなじみのアルハープ 

 そして ちょっとは進歩したような そうでないような 本職クラシックギター

 家具としては 八脚の椅子とテーブル

 そして韓国もいれて2回の展示会

 名器(ギター)の修理もいくつかありましたっけ



そんなこんなで おかげさまで年中ほとんど休むことなく 活動することができました

みなさまに 今後とも幸多からんことを 心からお祈りします

ほんとうにありがとうございました

2009/12/26

19Cのギターで

管楽器の 「ぷぅー」 という単音の美しさだけで涙が出るほど感動することが今でもしばしばあります

しかしその音が連続する 「音楽」 となれば、話は別だったりします

~ ・ ~

ものすごい杢目の高級木で作った食卓も、毎日見ていると却ってそれが災いして

ついにはウンザリしてしまうみたいなことを

ギターの音についても感じています

そういうことも引き金になっているんですが

来年からはロマンティックギター(19Cギター)という抽斗も増やして

勉強してみたいと思っています



2009/12/25

パオロサのAruHarp

★パオロサ

 マメ科ジャケツイバラ科の広葉樹 環孔材的な散孔材 学名 : Swartzia fistuloides
 木質は重硬で加工困難 乾燥に長期間を要し、表面に細かい割れが入ることがある
 木肌はやや粗いが塗装仕上がりは良好。虫害や耐久性に優れる  気乾比重 1.02 故に水に沈む

という木をはじめて楽器に使っている。

マメ科でも散孔材ということで、目止めは不要もしくは行なったとしても非常に楽だ。
今回は軽くパミスで目止めした。
セラックニスとの相性は抜群ですぐにピカピカになる。

タップ音はインドローズより重厚な感じで悪くない。
工房にたくさんあるので、近い将来ギター用にもと思っている。
重いので厚みの設定がキーかもしれない。


塗装中↓
Aru2009B.jpg


表面板はスプルース 支柱は栓の木 ネックアームはハードメープル ↓
駒(ブリッジ)は未装着
Aru2009F.jpg
2009/12/19

チェロ色のアルハープ

クリスマスに間に合わせるつもりだったのに、塗装にはいったらこの天気。自然には勝てぬ。

今回はノーマルタイプのアルハープでは初めてチェロ色に仕上げるので、ニスの調合をおこなった。

最近お気に入りのKUSMIのボタランラックをベースにドラゴンブラッド(龍の血)やコーパル、マスティックなどが入った別のニスを合わせる。

これにほんの少しアニリン系の色素を添加して出来上がり。

レシピは記録しない。モノグサもあるが、使用する材料、また棚に置いてあった時間経過でその都度色合いにばらつきがあるので、結局いつも出たとこ勝負となるから。

先日までのフラメンコギターで身に付けたガン吹き、今回も最後にラッカーを吹こうか? それともカシューを吹いてみるかな? でもカシューのときはホコリがなぁ・・・・





2009/12/15

ギターの貸し出し

『ギタードリーム』誌に韓国テジョンの国際ギターフェスティバルの記事が大きく掲載されています。
これはその記事を草稿されたギター製作家の松村さんの熱心な働きかけによるものです。

私が提供させていただいた写真もいくつか採用されていて、その中には私のギターを弾く札幌の藤垣さんの姿もありました。来年もぜひ参加したいものです。

さてそのギターがまたまた出番です。
マイミク(mixi)の楽さんが教室の発表会で弾いてくれます。「弾きやすい」のでというのが理由らしいです。嬉しいことです。いまごろは彼の腕の中で奏でられていることでしょう。

本番は20日 仕事とかいろいろとあるけど 優先度的にはトップスラス なので 行かなくっちゃ
2009/12/12

私を泣かせてください

今年も 「アルハープ クリスマスチャリティーコンサート」 が開かれます

21日 中之島の中央公会堂 18:00会場 18:30開演です

今年は会場一帯はイルミネーションでとてもきれいだそうです

自分も例によってサックスで参加することになっています アカペラです

  迷ったあげく

   1) 私を泣かせてください(ヘンデル) 原題は Lascia ch'io pianga
   2) クリスマスの歌(バリオス)  

  の2曲にしました

私を泣かせて・・・ を動画サイトであれこれ鑑賞しましたが  ↓ のイメージでいこうかなと
 

あっ もう一週間や  ぼちぼち準備せな
2009/12/10

マルセロ・バルベロ(了)

ようやく完成です

ゴルペ板を貼る作業にいちばん気をつかいました  ニス塗装なので後戻りできないからです

フラメンコ的要素についてはあまり経験がないので何ともいえませんが

鬼になって厳しい目で客観的にみても、なかなかの出来です

でも、もうすぐお嫁に・・・・いってしまいます

http://www.geocities.jp/tn_maru/guitar_crm19_SE08.html
2009/12/08

工房史上最大のお客様

きょうは市内の中学一年生18名と、教頭先生をはじめ多くの先生方を工房にお迎えしました

校外学習の一環とのことで、なんと「先生」を依頼されたのです

話の内容はもちろんギター作りが中心ですが、少しは社会勉強的なことも交えたつもりです

極めて特殊な話題でしたが、みなさんとても熱心に静かに聞いてくれましたし、

たくさん質問もしてくれました

ほんの少しでも何かのきっかけになれば幸いです

JRでひと駅ですので、これをご覧の生徒諸君、そして先生方も、

またきっと遊びに来てくださいね

KHS02.jpg

中学のころの私の夢
それは中学の先生になること
はからずも今日、それが実現しました!
ありがとうございました    maru


KHS01.jpg












 

2009/12/07

Aruの2009年版

今年の楽器作り 締めはアルハープ

工房で誕生してもう3年目 比較対象の楽器は無いけど やはり進化させていきたい

今回は思い切って 「 響板 」 の面積をこれでもかというほど大きくしてみた

ねらいは

 余裕のある豊かな音量  と  より太い弦への対応

それとバスバーの配置や太さも検討した

なお両者の弦長さは25本とも同じ

☆ 写真右の従来タイプはK様向け(クリスマスには何とか・・) 、 左は研究用
arhp_bftp.jpg
★ アルハープの形状は意匠出願中です また楽器のロゴと「AruHarp」という名称は商標登録中です






2009/12/03

マルセロ・バルベロ(9)

弦を張る日がきました

ラッカー塗装はセラックニスに比べて手数は要りませんが、日数が要ります

指紋が付かなくなるまで1週間以上、ぶらさげておきました そのあとバフがけです

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バルベロがデザインした糸杉のれっきとしたフラメンコギターですが、

とりあえずクラシック用の弦を張ってみました

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うん、なるほど、音の立ち上がりと粒々感!

総目方1500g弱のボディ全体がブルンブルンです

いまのところクラシックギターと同じ弦高にしています
 
なので、あくまでもクリアーで伸びやかです ローズウッドのギターと全く遜色ありません

フラメンコといえば弦がフレットに触ってビリビリ・・・といったイメージもあるので、

そうなるようなブリッジサドルも作る予定です

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まだ完成ではありません

フラメンコなのでゴルペ板を貼ります  トップのニスがもっと乾いてからです

ゴルペを空気が入らないように貼るには いっぱしの技術が要るんですよね

最後の最後まで気が抜けません


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