2009/11/20

マルセロ・バルベロ(8)

はじめてのラッカーのガン吹きも佳境にはいってきた

いでたち : 有機溶剤用のマスク 帽子 静電防止服
        マスクすると臭いが完全シャットアウト 頼りになる

注意事項 : 垂れないように 白化のないように ホコリでブツが出ないように
         垂れると修復するのがアホらしくなるほど難儀なことを練習で体感した

用具 : IWATAのスプレーガン 1馬力半の圧縮機 SMCのエアーフィルター(水分+油分カット)
      「低圧ガン」のほうがベターと聞くが手持ちコンプレッサーが馬力不足ゆえ汎用タイプにした
      エアーも塗料も少なめに出るように調整  効率よりも出来栄えが遥かに優先するから

塗料 : GenGenさんの製品

顔料 : ラッカーに混ぜるのを買ったが結局使用せず セラック(=ボタンラック)の色そのまま

膜厚 : 水研ぎでセラック地が出ないだけの十二分な膜厚が必要
      かといって音のためには極薄にしたい  このへんがワザかも

コンパウンド : 3MのF2で実験すると very good  だったので本番もこれでいく
          バフ用マシンはマキタBO5030

 ↓ 工房の2F  何回か吹きました
   このあと水研ぎして  また吹いて 10日置いてからコンパウンドで最終仕上げ 
mb_lqrng.jpg
2009/11/11

Dremel ルーターガイド

きょうは一日雨ふりでした

 ♪ あーめがふーります あーめがふーるー  あーそびにゆーきたし かーさーはなしー

ぼくも、塗装ができないのでほとんど一日パソコンしながらネコと一緒に音楽を聞いていました

でも何か作業日誌に書けることをしようと、ジグを作ってみました

ミニルーターのベースにネジ止めして使うテンプレートガイドです  ブッシュは外径6mmの鉄パイプです

3/16インチの超硬ビットを付けて牛骨板を彫ってみたら精度的には問題ありませんが、

やっぱりアクリルとか透明な板で作らないと、こわくて本番では使えないというのが結論です


板がやけに分厚いのはキャップボルトしか無かったためです
drml_tb.jpg
2009/11/10

マルセロ・バルベロ(7)

ラッカーのガン吹きの道具・用具がやっとこさ全部そろったので練習をはじめた。

バフ掛け用に買ったMAKITAのオービタルサンダー、本来のサンディング性能が素晴らしい。いままで使っていなかったのが悔やまれるほど。

ガン吹きの分野もなかなか奥が深いようで、ハイ本番とはいかないが、知り合いの製作家のアドバイスも頂戴して心準備もできてきた。

しかしこれからしばらく雨もようということで「待った」がかかっている。

ラッカー仕上げといっても、オールラッカーではない。全箇所セラックニスで下地を作った。同時に着色も行った。

その上に保護を目的としてラッカーをかけるということでなので、それほど厚塗りはしない。

そして表面板だけは音のためにセラックのままとする。今回はKusmiのボタンラックを主としてリノキシンや樹脂で調合・調色した。

写真:下地塗装が終わったところ  このまま納品できそうな程度までセラック仕上げしている
    横板・裏板はシープレス  ブリッジはまだ接着していない
mb_prespl.jpg

































2009/11/08

霜月祭(そうげつさい)

今年の霜月祭は暑いくらいの日差しに恵まれました。

築100年以上という多くの町屋(というより豪商・豪農でしょうか)が、剛健極まる家屋や伝来の秘蔵品を公開してくれるという行事で、今年で11回になります。

いろんな出店やイベント、コンサートなどもあって、毎年かなりの人出になります。

ギターの塗装に絶好の日和ではありましたが、妻にさそわれて徒歩で出かけました。しめて約9000歩でした。

 
↓ この幕が下がっているお宅には自由におじゃまできます
  ご亭主のお話や、お茶などもおよばれできるお宅もあります
  なお、幕のイラストの顔は祭りのシンボル「役行者(えんのぎょうじゃ)」です
  わが御所市が発祥の地だからです
sg_sbl.jpg



まずは腹ごしらえということで
この行列は、霜月祭随一の名物 「行者そば(ぎょうじゃそば)」 われわれも並びました
sg_gjsb.jpg



ご覧のように手打ちなんです  噛み心地ものど越しも、最高に美味しかったです
私は傍らの紙コップが気になりました 奥にも見えますね
sg_sbut.jpg


そのあと小一時間散策して、今年もO邸でお抹茶をごちそうになりました
↓ は四畳半の茶室に活けられていたお花です
   初嵐というツバキと丸葉マンサク  花瓶は旅枕というそうです(備前焼)
sg_csk.jpg


ついでに香合(こうごう)は鹿でした
sg_sk.jpg


円照寺の御所柿(ごしょがき)
その昔、皇室や将軍に献上されたという柿で、この地が原産地なんだそうです
初めて見ました
つやつやで立派な葉っぱでした  色もいいですね
sg_gsgk.jpg


その葉っぱが紅葉すると文字通り柿色になるようです
sg_gsgkr.jpg


今日のもう一方の主役です 修験道の行列 行きつく先は・・・次の写真です
sg_gj.jpg



役行者の生誕の地、吉祥草寺(きっしょううそうじ)では護摩焚きのまっ最中でした
sg_kssj.jpg
2009/11/06

みたらい渓谷2009

朝のニュースで 「見ごろ」 といっていたので、今年も行ってきました。

みたらい渓谷 : (御手洗渓谷) 奈良県吉野郡天川村
091106_k.jpg


天気がよかったので葉がきれいです
091106_m3.jpg

091106_m2.jpg


091106_m1.jpg


栃の葉はこれからでしょうか
091106_t.jpg


帰りに 天川薬湯センターまで足を延ばして露天風呂を堪能しました
その道中、この夏に妻が登ったという 「天和山」 を望むことができました 
091106_tw.jpg









2009/11/04

マルセロ・バルベロ(6)

マルセロ・バルベロ(4)で書いたヘッドの彫り込みに「梨地加工」をした。

ポンチの先端を気のすむまでヤスリで調整したら、あとはただひたすら木槌で叩くだけ。

ポンチを握った手の動きと叩く強さで決まる!失敗は許されない、とたいそうな緊張感をもって始めたが、やってみると拍子抜け・・・気づかい無用だった。

次は塗装。今回、トップはセラックだがそれ以外はニトロセルロースラッカーでというご希望だ。

初めてのガン吹き、さらにシープレスの着色。これは間違いなく緊張する。



 ↓ このあとサンディングして塗装です ヘッドプレートはハカランダ
hd_w_pcd.jpg
2009/11/01

紫檀木画槽琵琶の鑑賞

正倉院展、今年の目玉を見てきた。

よく目にする琵琶より大きく、胴の幅は現代のギターよりも広い。

見れば見るほど美しい形。この写真とはちょっと印象が違う。

裏に施された象嵌細工は現代の工芸レベルをも凌ぐほど素晴らしい。千何百年前の作家のなみなみならぬ心意気が伝わる。途方もない月日を費やしたことだろう。

しかしその象嵌よりもぼくは形の美しさにひかれる。もっといえば装飾は無用の長物にさえ思える。

折れ曲がったヘッド、卵型の胴裏はやはりリュートを思い起こす。

月形の響孔から表面板の厚みをみると5mm以上もあるし、駒が表面板と接するところはおそろしく下に位置している。

これではあまり鳴らないと思われたが、この時代の妓楽では琵琶はほとんど打楽器の役割を担っていたと今日TVで知って、軽々しく鳴らない楽器に作ったのだろうなと思った。


復元したいな。