秋の暮
鬼瓦にアオサギ アンテナにはモズ
長波長だけ残った雲
ものの3分で暗くなってしまった
あしたはいい天気かな なのに秋は愁う

長波長だけ残った雲
ものの3分で暗くなってしまった
あしたはいい天気かな なのに秋は愁う

ギター作りと木工とフォトグラフ、時にサクソフォン
冬のジャージで外に出た 朝4時 快晴
オリオン座は南の空まで移動していた 目を広角レンズのようにして見上げる
その南天から東にかけて 15分くらいで6つも見えた
ペルセウスのときよりスピードが速い感じ (wikipediaによれば秒速66Kmだと)
軌跡が非常に短いが 明るいのでよくわかる
その刹那、網膜に映った残像を反芻するように脳で見ているような感覚
目が慣れてくるにしたがって星がどんどん増えてくる すごい数 そう星の数ほど
陳腐な言い方だが、そのまま降ってきそう
北斗七星が7つともシリウスのように輝いて見えたのは何十年ぶりだろう
流星よりも美しいと思った
フラメンコギターの製作に入った。前々からここに書いているバルベロ1951年のレプリカ。
これを弾くサビーカスの音色は明るく豊かだ。
その一方で、青が濃過ぎて暗いぐらいの真昼の空に、悲しげな星が見え隠れするのも感じる。
今回のギター、横・裏材はオリジナルどおり糸杉(シープレス、サイプレス)である。
この糸杉、削ると強烈な芳香を発したちまち工房じゅうに充満する。西洋ヒノキともいうそうだが日本のヒノキのようなリラックス系の香りではなく、いささか「浮世離れ」している。
この匂いをこれでもかと力一杯吸い込むと ・・・・・
窓の向こうにゴメレス坂が見えた!
写真 : その裏板を接いだところ