2008/12/31

さよならとこんにちはの間

紅白が終わった。アンジェラ・アキの歌がいちばん良かった。

もう除夜の鐘が聞こえる。

そして、まっさらな365日がはじまる。

望むことは、みんなの息災。

課題は、作品への自分自身の評価が上がること。

2008/12/29

ねこのお客さん

ねこの来客
レモンの木の下で日向ぼっこするのは、このところ毎日お見えになるノラ君(♂)です。
それを室外機の上から 『オマエ、また来たんか』 と視線を投げかけているのは、うちのトラ(♀)。
昔のトラなら相手がオスでも間違いなくケンカをふっかけているところですが、
十六にもなるともうそんなことはしないようです。

 このまま居つくんやろか?
   せやなぁ、トラ次第やな

 居ついたらどないしょう?
   まっさきに避妊手術に連れて行かな
2008/12/28

餅つきに思ふ

もち米を蒸しています

昨年はみぞれも混じる風の日でしたが、今年は穏やかな日和に恵まれました。
もう40年以上続いている恒例行事です。
このときは仕事で出た端材が大活躍します。家具や楽器用の上等な木でおいしい蒸気をふかせます。

自分が中学ぐらいまでは、母屋の井戸端でやりました。お米はカマドで木か竹のセイロ(蒸篭って書くの?)を使って蒸していました。
そして御影石の臼と杵でつきます。自分もいつも何臼か任されました。
おおぜいの親戚が集まって一斉にやるので、夕方まで続きました。
黒豆入りにエビ入り、いろんなのがありました。うるち米のだんごとかカキモチにするおうちも。
片隅で一升瓶の酒をやっているおっちゃんもいたような。

あの時の叔父叔母連中より今の自分のほうがもう年長になりました。

過ぎ去りし時の長さをあらためて感じました。
2008/12/27

なかなか納まりません

もう仕事を納めるはずだったが、先日久しぶりに刃研ぎしたのを思い出して、製作中のイスの部材で試し削りしたくなった。

鉋は三木の『常三郎』。シラカシの台がまず狂わないボクの勝負鉋。

柔らかいアルダー材でも鉋の調整がまずいと、ゴソっと「逆目彫れ」して作品を台無しにしてしまうので油断禁物。

鉋がけは好き。
木工のなかでいちばん好きかも。でも鉋がいうこときかないときのストレスもいちばんかも。

弘法は筆を選ばないそうだが、工房では筆を選べなかったら仕事にならぬ。

試し削りのはずが本気になってしまった。ああ、年賀状書かなあかんのに。

写真)
 自分の場合、仕上げ鉋でだいたい1/50mm厚の鉋屑でOKとします。
 たまに「削ろう会」レベルの1/100mm以下に挑戦して遊ぶことがありますが、
 無茶苦茶余裕があるときか、全くその逆かのどちらかです。

 鉋屑にもホゾ穴があいてます ↓
鉋削り
2008/12/24

九番合唱付き

今年も 『天理の第九』 を鑑賞する機会に恵まれた。
コンサート会場は文字どおり立錐の余地が無い超満員。もうすっかり市民に定着している。

まずは、第一部のパガニーニのカルメン変奏曲。いわゆる超絶技巧曲だが上手なバイオリンだった。出だしは弓が滑ってるみたいであまり鳴っていなかったが、だんだん調子がでてきて最後のほうではホールじゅうに響き渡った。このへんは同じ木の箱のギターとよく似ている。

バイオリンはラッパに負けないほどのエネルギーと、このうえもない優しさを併せ持つが、それを実際に味わえるのは満員のコンサートホールでの生演奏に限定される。名器でなくてもそれなりの手工品でよい。
しかし、オーディオ機器でその魅力を感じたことは今まで皆無である。バイオリンは電気再生では魅力が消え失せる楽器の代表、と思う。

さてメインの第九。
筋書きもなにもかも事前に承知していても、めくるめく感動。やはり素晴らしい。

感動の正体は?
こんなものを作った作曲者に、というのもあるが、
やっぱり三百人の懸命のパフォーマンスに。

演奏は一期一会、発せられてはすぐに消えるものだが、帰途車を運転しながら映像付きで何回も反芻(再生)できた。
2008/12/22

しめくくりはバリオス

今年はけっこう出番がありました。月いち以上かもしれません。
サックスのことです。 S A X 。 サクソフォン。

ソプラノやテナーも練習では持つことがあるんですが、本番でお聞かせできるのはアルトだけです。
バンドや吹奏楽ではありません。ア・カペラ、CDカラオケ、ピアノとのDuoなど。やはり多かったのはアルハープとのアンサンブル。
今年の吹き納めもアルハープといっしょです。大阪中之島の中央公会堂での ”AruHarpクリスマスチャリティーコンサート” (25日)です。
ちなみにチケット完売とのこと。ありがとうございます。

そのなかの ”場つなぎ” として一人で吹く場面もあるというので、ちょっと選曲で遊んでみます。

 賛美歌にもなっているコンバースの ”星の界”
 ギターの小品 カタルーニャ民謡の ”聖母の御子”
 同じくギター曲 バリオス作曲の ”クリスマスの歌”

下の2曲、ちょっと吹いた感じではやっぱりニ長調がいいみたいです。

2008/12/17

ガラスの定盤

定盤が欲しかったのです。知人から聞いた厚板ガラスのやつが。

用途は作品の平面度を調べるためです。たとえば組み立てたイスの”ガタ”をチェックするとか。
そのほか、部材を平面にサンディングしたいときにも重宝します。

自慢じゃありませんが、工房の床や家の廊下などはたとえ50cm角でも平面性はNGです。

そのことを棟梁に話すと、さっそく近所のガラス屋さんに連れて行ってくれました。そして・・・ありました。欲しかった12mm厚の板ガラスが。

値段を訊くと、「こんなものは滅多に出ないので在庫処分しまっせぇ」。
具体的には8mm厚並みの値段ということで。
ラッキーです。 さっそく 70cm x 100cm に切ってもらいました。将来の作業台に合わせた大きさです。これで重さは約20kg。

切った残りのガラスを気にしていると、「どうぞ持って帰ってください」。
これまたラッキー。砥石の平面出しをするには十分すぎるほどの大きさがあります。

ベルトサンダーできれいに面取りしてもらって、いそいそと持って帰りました。


これです。 物指しは1m。 定盤の台を作らなくっちゃ。
ガラス定盤12FL

2008/12/16

症状:CD/DVDドライブを認識しない

高校の同窓会のCDが送られてきました。私のじゃありません、連れ合いのです。

さっそくこのノートパソコンで見ようとしたら、あれれ、全然認識しないのです。「CDやDVDの装置は、このパソコンにはおまへん!!」てな具合。
他のCDやDVDを入れても同じことです。お皿が回る音はするんですが。
いつの間にかパソコンが異常になっていたのです。一種のウイルスですかね。

コントロールパネルの「システム」からDVDデバイスをチェックすると、当該ドライバーにびっくりマーク「!」が付いています。正常に動作していないということです。

朝からの椅子作りで手が離せないのに、こういうトラブルに出くわすと復旧できるまで腰から根が生えたように立てないのは20年前から変わっていません。

CDドライブを認識しないということは、もはやCDからは修復できないということで、インターネットだけが頼りです。

いろんな情報を取捨選択した結果、レジストリをいじくることにしました。
あるレコードを二箇所ほど削除しただけですが、再起動すると見事によみがえりました。ああやれやれ。

<参考>
パソコン : FMV-BIBLO NF/A75 2008年製
CD/DVD : MATSHITA DVD-RAM  UJ850-S ATA Device
OS  : Windows  Vista
2008/12/05

眼こそ

いい出会いでした。


視力。遠くは問題ありませんが、じつは新聞の見出しが読めないこともあります。

15年前の遠近両用の老眼鏡が役に立たないようになってから専ら百円モノを愛用してきました。

繊細な仕事でも1.5度の老眼で間に合うので特に不自由はしてなかったのですが、

きょうたまたま訪れた眼鏡屋さんで、衝撃を受けました。


視力検査ではやはり裸眼で1.2でしたが、ちょっとメガネをかけると、

全然違うんです。遠くの見え方が。おそろしくクリアーに見えるんです。いままではストレスを伴って見ていたといわれました。

さらに近くを見る老眼鏡のよく見えるのなんのって。鳥肌がたちました。レンズの作りが違うんですね。


仕事用の老眼鏡だけ作るつもりでしたが、遠近もお願いしてしまいました。

「このメガネは日常ずっとかけてくださいネ。そのほうが今の視力が維持します」

これで私もついにメガネ常用者に。


念入りに検査をしてくれて、お話も素敵で、自分と同年代の個人でがんばる町の眼鏡屋さん。

「楽器を作るんです・・・」 というと 「あっ、テレビで拝見しましたよ」って。

モノ作り職人の最大最高無二の道具、それは「視力」です。 この先もこの人にお世話になろうと思いました。

2008/12/04

仕事がはかどりません

座板の接ぎ

ことし納めの仕事は8脚のイス作りと決めて、いま木屑にまみれています。

家具のなかでもイスだけは特別なんです。

それは座る人との直接のかかわりがあるからです。

そのかかわり具合と見た目のデザインとの調和。

ここらへんが抽斗(ひきだし)とか棚とかタンスとは明確に一線を画すわけで、

気合いの入り方もいつもとは違ってきます。

イスは木工作家さんそのものなんです。

イスの姿と仕事を見れば、たちどころにその人の隅々まで見通せるんです。絶対に隠せません。

これはギターよりももっと直接的です。むき出しというか丸出しというか。コワイです。


せっかくなので、せっせせっせと写真を撮っては製作記をアップし出しました(HPのほうです)。

なんですが、小春日和の連続と絶煙とでなっかなか先に進みまへん。


( 写真 : 今回のイスの座板を作っているところ )