2008/08/29

美山での5日間

美山ギター音楽祭での感想 (8/23 から 8/27)

◆感動がいっぱい
    受講生の皆さんのレッスンでの上達風景、そしてファイナルコンサート
    まるで自分のことのように胸が熱くなりました

◆眠たかった
    睡眠時間は普段の半分以下でしたが、涼しくて、ご飯もビールもおいしくて・・・

◆ためになった
    マエストロ・グロンドーナや北口先生をはじめ、たいへん多くのギタリストに
    持参ギターを試奏していただき貴重なコメントをいただきました
    特にグロンドーナさんからからは具体的なアドバイスもありました
    次回からのテーマとして取り組みたいと思います

◆日本人のつくるヨーロッパ音楽というものを考えさせられました

◆ステファノ・グロンドーナ氏はOFFのときも尊敬すべき素晴らしいマエストロでした
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2008/08/22

ギター音楽祭へ

今年のぼくの夏休は明日からの京都府美山でのギター三昧です。

    美山ギター音楽祭   恒例のステファノ・グロンドーナのコンサートで華々しく幕が開きます。

マエストロ・グロンドーナといえば、3年前に「ロベール・ブーシェを研究する日」というシンポジウムでパリに行ったとき、何日か行動を共にしました。
ブーシェ氏の墓前での窮状を救ってくれた彼の活躍も思い出されますし、日本から携えてきたぼくのギターを手にとって「ドビュッシーの墓への賛歌」を通して弾いてもらったという夢みたいな現実の出来事がよみがえってきます。 (ご興味ある方は、こちらに記事があります)

世界中の銘器を弾き続けるマエストロ、今回はトーレスとロマニーリョスを聴かせてくれるそうですが・・・。いやあ楽しみです。詳細は美山ギター音楽祭のサイトを。

そのほかにも村治奏一のコンサートやグロンドーナのマスタークラスも。

ギター好きの集い。いつもの面々やお歴々との交流はもちろん、新たな出会いも大いに期待したいと思います。自分もギターを持っていきます。

ということで28日までは工房におりません。よろしく。

2008/08/19

洞川のごろごろ水

きょうは時間ができたのでちょっと水汲みに行ってきました。
その水は、「ごろごろみず」といって家から車で小一時間、大峰登山で知られる天川村の洞川(どろがわ)温泉の少し先にあります。
すぐそばにある鍾乳洞で「ゴロゴロ」と反響しながら地中を流れているのがその名の由来とか。

入口で300円を払うと駐車できていくらでも採水できます。しかも各駐車スペースにそれぞれ採水コックがあるので、積み込みが楽ですしトラブルもありません。
コックをひねると20リッターのポリタンクが満杯になるのに2分とかからないほどの流量です。
このポリタンク4つでだいたい1月近くまかなえるんですが、真夏でも最後の一滴までどうもないのがさすがに名水です。

標高が高いので車の温度計は25℃。その酸素濃度が高そうな空気を吸いながら、汲みたての天然冷水をごくっと。五臓六腑にしみわたるのはなにもアルコホルだけではありません。ものすごくおいしいです。
ネット通販がずっと続いているのがわかります。

帰りには洞川温泉で「名水豆腐」を買って、黒滝村の道の駅でこんにゃくと草餅をたべるのがお決まりになっています。



ごろごろ水の採水場
上 : 採取場の全景 この右側に鍾乳洞に上がるリフトみたいなのがあります。

下 : ごらんのように、車の後ろ側に採水コックがあります。
ごろごろ水採水場詳細
2008/08/14

木へんにホトケと書いて

お仏壇づくり。

はじめはミズナラで作る予定でしたが、材木置場をいろいろ物色していると一尺幅上のタモ材がありました。
よくみるとちょうどセンターにきれいに整ったタケノコ模様が出ていてその外側は細かい柾目です。トラ斑(ふ)だらけのミズナラよりこちらのほうが落ち着きと気品があります。
3mあるので、これ一枚で側板-天板-側板と木目をつなげて回すことができます。
タモは漢字で書くと、木へんにホトケ(佛)と書きますので、仏壇にびったり・・・ですよね。 
これに決めました。

写真 : まだ木取り、木作りの段階です。モノサシは60cm。

お仏壇のパーツ
2008/08/12

新しい楽器の誕生

アルハープに続くオリジナル楽器です。

奏者自らのデザインによるこの楽器は、高さ60cm、幅50cm、重さ2Kgです。
簡単に安価で入手できるクラシックギター用の弦でちょうどいいように設計しました。

膝にのせてグランドハープと同じ構えで弾きます。なので誰でもすぐに・・・とはまいりませんが、
指でポンと弾いたときの安らぎ感はすぐに味わえます。

楽譜とにらめっこして弾くよりも、音を楽しみながら自分の音楽性に任せて自由に奏でるほうが
似合っているとボクは思います。

詳細はHPにも。
http://www.geocities.jp/tn_maru/sieriK/craftm_sieriK.html

オリジナルライアー;シーリK
2008/08/08

ライアーの次は仏壇

工房オリジナルのライアー、『シーリK』の専用桐ケースもあとはハンドルと金具を付ければ完成です。詳しいレポートはそのうちHPにて。
週明けにはもう旅立ちます。大切にしてくださいね。来月にはもうデビューするんだそうです。楽しみです。

これで楽器作りはひとまず小休止です。この強烈な高温多湿下では作れない(組み立てられない)からです。
ということで、一年ぶりの家具作りモードにチェンジします。

家具といっても、じつは「仏壇」です。もちろんはじめてです。

仏壇ではありますが、ちょっと渋めのキャビネット風にします。
でも扉を開けるとちゃんと棚(?)が三段あって、抽斗や小さな引戸もあります。
その扉は観音開きして、そのまま脇にすっと収納できる仕掛けにします。

材はミズナラです。あの匂いこそ「家具を作っている!」という気にさせます。ぼくの好きな香りです。
いい汗をかきそうです。

永らくお待たせしました。
XXさん、どうぞお楽しみに。
2008/08/02

シーリKの製作記(その5)

今朝からブリッジ(駒)の接着をしました。これが最終工程になります。

表面板のふくらみに合うようにブリッジの裏をサンディングしますが、30cmもあるので大変です。
そこで表面板と同じような曲率にバンドソーで切った端材にサンドペーパを貼ってこすりました。
端材の幅をブリッジより若干せまくするのが角落ちなく平らに仕上げるコツです。

うまいぐあいにサウンドホールからクランプが3本はいりました。これでOKです。
あとは時間が仕事をしてくれます。

ハープのほうは、もうあとは弦を張るだけですが、ケースを作らねばなりません。
なので今しばらく待ちを > 歌うあひるさん
ちなみにケースは総桐です。


シーリKのブリッジ接着

2008/08/01

1.4mmのギターが化けた!?

一昨年末に作ったトーレスコピー、文献のデータを信じて表面板を部分的に1.4mmまで削ったギター。

完成直後から半年ぐらいは、モヤがかかったようでまるで音が出てこなかった。
1年ぐらいすると、人によっては「いやいやけっこう鳴るじゃないですか。でも・・・」と、やはり・・・が付くし、自分としては全然NGレベル。

そのギターを久しぶりにケースから出して弾くと急変していていた。
低音ガンガン、高音キンキン。いやあやかましいくらい。

音量だけではない。音質も、フワフワ → キリリ。これでもうちょっと太い音だったら、もうTorres(冗談です)。

嬉しくなって、弦を1年ぶりに替えるわ、ナットの弦高も調整しなおすわ・・・。
はっはーん、これが1.4mmの音ねぇ。なるほど。

しょせん実験楽器ということでまだシーズニング不十分な松やローズを使ったのだが、ここにきてどうやら落ち着いてきたのかもしれない。
そいうえばニスも安定するまで1年というシロモノを使ったっけ。

ということは最初からいい材料を使ってれば・・・。
今度の630mmはこの線でいってみよう。おもしろそうだ。