2007/11/29

ウォーキング

を始めた。小一時間を早足で歩く。距離にして5~6Kmぐらい。寒くても15分ぐらいで指の先までぬくもってきて、そのうち汗が滲んでくる。

里山の樹木は色とりどり、田畑は昔と同じ景色、葉が落ちて実だけの柿の木、かたや青々とした葉に鈴なりの八朔。明治・大正の家屋、土塀、蔵。ふるさと再発見だ。その間すれちがうのはせいぜい数人、それもたいてい小中学生。車もほんの少し。静か。平和。

恥ずかしい話だが、足の裏の皮が少し水ぶくれみたいになった。靴が適当でないという前に如何に歩いていないかという証しだろう。

10年ぐらい前にぎっくり腰をやってから、どうかした拍子に腰がおかしくなる。そのつど電気治療でビリビリとやってもらうのだが、いつもドクターに「もう歩かないかん歳ですよ」といわれてきた。

仕事のイメージやヒントがわいてくることもある。このぶんだと続きそうな予感。
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2007/11/26

トルナボスのアランンフェス

お客さんの情報により、yahoo動画のアランフェス協奏曲を聞いてみた。ギタリストは村治佳織。
スペインでのアルバム録音のVTRのようだ。2楽章だけだがなかなか楽しめた。

例によって凛とした彼女らしい音楽だと思ったが、それにもましてギターのサウンドが素晴らしい。
故郷に帰ってきて、ギターも嬉しかったに違いない。
そのギターはサウンドホールの中にトルナボスと呼ばれる円筒が仕込まれている。作者はもちろんホセ・ロマニリョス。
自分はまだトルナボス付きのギターは作ったことがないのでその効用はよくわからないが、録音マイクとの相性はすこぶるよさそうだ。いかにもボディ内部の空気振動の密度が濃くなって前に出てくるようなイメージだが、このことってヘルムホルツの理論で説明できるのだろうか。
ロベール・ブーシェはトルナボスの付いたトーレスのギターを修理した時、「こんなのは要らない」と外してしまったらしいが。

6本の弦それぞれがアンサンブルしている感じがする。そしてスペイン色豊かな音色。これでバッハを弾いたらなんて野暮なことは云うまい。日本でもこんな音がするのか?、国内で聴ける機会を楽しみにしたい。
2007/11/22

講演は演奏に似たり

昨日はコンサート出演、今日はセミナーの演者。このところ副業が忙しい。そういえば来月も・・。

大阪の区民ホールで開かれたアルハープ主体のコンサートだったが、今回からベースモデルも仲間入りした。ギターでいえば5弦と6弦が加わったことになるので、俄然アンサンブルに厚みが増した。これにグロッケンやフルートがはいって、ときおりサックスも入れてもらった。

  そこでふと考えた。「この編成でちょっと編曲してみょうかな」なんて。もう構想は練りだしたが、先生のお眼鏡にかなうかな。
                        

今日は講演。このたぐいは今回で3回目になるのですっかり慣れっこになってしまった。パソコンとプロジェクターがあるので2時間という長さもスーイスイ。

  そこでふと思った。「講演もステージでの演奏に似てるなあ」と。そういうノリでいくと、なかなかどうして案外面白かったりする。 -- 法悦の極致で演説なさる政治家さんの心の底を垣間見たような。

2007/11/17

倍音が見えた

来年、少なくとも2回予定されている大きな製作展に向けて動きだした。
音作りのイメージが薄れないうちにということもあって、シグエンサで箱にしてきたギターをやっぱり仕上げて音を出すことにした。まあ、ひとつのデータにはなるだろう。

データといえば、知人に刺激を受けて「周波数解析」をはじめてみた。フリーのFFTスペクトラムソフトと手持ちの貼付け式ピックアップによって費用はゼロ。
ボーランドのCで組まれたこのソフト、この800MHzのノートパソコンでもCDと同じ分解能でサンプリングOKだ。これで弦音はもちろん、板のタップ音でも十分に分析できる。

具体的にれをどう活かすのかという課題もあるが、とりあえず板や胴の共鳴周波数と倍音列が見えるだけでもおおいに役立つ。
2007/11/08

エンジ色のハープ

アルハープ ベースモデルチェロのような色をというご希望、ちょっと苦労したが何とか仕上げることが出来た。

柿渋+ベンガラからはじまって、「龍の血」や「西洋ねず」の入ったバイオリン用のニスなども試したが思うような色が出ず、結局アニリン系の染料数種をセラックニスに添加してタンポずりした。リノキシンも少し混ぜた。

ポイントは、アニリン系染料はみるみる木の中まで浸透するので厚い目に下塗りをしておかないとムラムラになるということ。
なので表面板は透明セラックで下塗り、裏・横はラッカーサンディングシーラーで少し目止めしてから透明セラックをかけた。

タンポずりでも均一に着色していくのは難しい。濃い色はなおさらだ。ちょっとムラっぽいのが写真を拡大するとよくわかる。

これで今年のAruHarpはおしまい。さあギターに専念だ。
2007/11/06

シープレスよ大きくなあれ

マドリッドから北ではたいていの川岸にシープレス(糸杉)が植樹されていた。
一時取りつくしてしまったのでその反省かも知れない。
太いものでも直径30cm程度なのでギターにするにはまだまだ年月がかかるだるう。

そのシープレスの種を現地のギター材料屋からもらって帰ってきたことを思い出した。さっそくHCで土を買ってきて種を蒔いた。日本だったら気候がいいのですぐに成長するよと云っていたが、本当だろうか。

これでギターを作るためにはもう一回生まれてこなければならないが、家の前をシープレスの生垣にできたら素敵だろうな。

craftm_cyp01.jpg
2007/11/05

秋の日の国民文化祭

前回の日記に書いた国民文化祭、楽しくて面白くて勉強もできた2日間だった。

展示された20台を超える手工ギターを試奏させてもらったり、傍らで聴いたり。
とりわけ、それらのギターを手にしての試奏コンサートは製作者にとってありがたい企画だった。
奏者はいずれもコンクール優勝経験のある若手ギタリストの皆さんだったので、なおのこと。

大きなホールでも十分通用しそうな楽器、奏者によってドラスティックに音色と響きに差が出るもの、木の音がするもの、胴の中から空気の振動が湧いてくるもの、工芸的魅力にあふれるもの・・・・
コンサート用に限定しなければ、どのギターにも必ず用途は存在するだろう。

アルハープも作り終えて、これからギター作りモードに入る時期に、タイミングよく格好な動機付けをしてもらったようで感謝している。
スペインに行ってからずっと描いてきた音のイメージに今回も出会えなかったことは残念だったが、正直にいえば嬉しくもある。

 
2007/11/01

いざ国民文化祭へ

これまで国民文化祭というのにあまり馴染がなかったが、今年はギターを出展する。ちなみに徳島県の全市町村で何かしらイベントがあって参加はざっと三万人だとか。

11月2日と3日、例によってギター漬けになる。
若手のトップギタリスト10名のコンサート、新進製作家のギター展示と試奏会、さらにはホセ・ロマニリョスギター製作講習の参加報告(講演者は自分(汗;))など。そして打ち上げやフェアウエルパーティも参加予定。これはアルコール漬けにならないように注意しなくては。

いちばんの楽しみは、久しぶりに製作家の皆さんとお会いできること。多くの人とは2年半前の製作コンテスト以来だ。その後のご活躍をしばしば小耳に挟む人もおられるが、みなさんどんな楽器を出されるのか興味津々。

もうひとつの楽しみは、サラリーマン時代に公私ともども長きに亘ってお世話になった上司とお会いできること。会場の近隣にお住まいということで予めご案内した。

あっ、講演の資料作らねば。


催しの詳細は → http://www.odoru-kokubunsai.jp/jigyou.php?id=20060728170021