ギターは目で作るor耳で作る?
- 2007/10/26
- 15:22
ギターを共鳴ボックスにみたてて、発生音と振動波形との関係をつぶさに調べているサイトがある。昔懐かしいFFTも今や手軽にパソコンでできるようで、ギター製作者としてはやはり一目置くたくなるツールである。弦を弾いた時の音はたいてい耳で聴いて判断・評価するものだが、そのツールを使えば目で見ることが出来る(波形を観察するということ)。完成したギターについてはそれが丸裸にされるのであまり気分はよくないが、製作過...
エンジからボルドーにかけて
- 2007/10/20
- 15:22
ベース音域まで拡げたAruHarpがいよいよ組みあがって塗装に入るところで、例によってサンプルワークとなっている。今回はエンジからちょっとボルドーも入ったような色に仕上げる。もちろん木目は残して上塗りはニスのポリッシングとする。濃い赤こげ茶のチェロのようなイメージで、ベッチンかビロードのような深みと風合いをというから難しい。染料樹脂を調合した酒精ニスでいくか、ぐっと和風に柿渋ベースでベンガラなどの顔料で...
ネジ巻き
- 2007/10/13
- 19:41
スペイン訪問記。備忘録のつもりとはいえ公開している以上、読み手の反響がやはり気になる。そのアクセス数が思ったよりずいぶん多いのでちょっと驚いている。HPのなかでは常時トップを走る道具コーナーにも迫らんとする勢いだ。まだまだ先があるのに、筆(指)の進み具合がはかばかしくない。備忘録なのに何を書くのか忘れてしまってはシャレにならない。来月、人前でしゃべるのが2回もある。これにも使えるネタでもあるのでここ...
秋は木工
- 2007/10/04
- 18:14
工房周辺の田園地帯、今頃まんじゅしゃげが満開だ。それも恐ろしいばかりに密集している。これを、だんご咲きという。久しぶりの家具づくりも終えた。大きいので取り回しが大変だったがインレイ細工もあったりして十分楽しめた。ホワイトアッシュ材にオスモのオーク色。初めての試みだったけど、いい感じ。これなら喜んでもらえるだろう。甲板だけは耐久性も考えて2回塗った。2回目の前に細かめのペーパーで軽くサンディングした...
秋色コレクション
- 2007/10/01
- 22:46
涼しいを通り越してちょっと寒いぐらいの昨日、今日。こういうときはしみじみとした曲がやはり心に沁みる。ちょうど昼のFMで表題の曲集があった。「里の秋」。旋律だけでまずこみ上げるものがある。それだけに、すっきり・さっぱりとした表現で演奏したり歌ったりするのがたいへん難しい曲だ。過ぎたるは及ばざるが如しの典型といえよう。かといって”棒”は論外。そして歌詞。深まりつつある秋の描写に心を奪われるが、主題はそこで...