2007/03/31

めくるめく日々

去年の今日パリに降り立った。もう一年か。

で、あらためてそのときの記録を読んでみた。(→ http://craftmparisdeutsch.seesaa.net/ )

もう忘れていたことが克明に思い出された。
カメラなど映像とは違う文章ならではの説得力みたいなのがある。文のほうが心の中を表現しやすいからかも知れない。
そういう意味ではblogiなども同じで、過去の日記を紐解くのも意味がありそうだ。

ギターを作っていくことに対して、あの街の中で感じたイマジネーションこそがいちばんの収穫だったということ、そしてそのイメージが今またリフレッシュされた。
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2007/03/24

もくてき vs しゅだん

カンナやノコギリを使いたいので
テーブルソーや角ノミを使ってみたいので

棚やキャビネットでも作るか・・・

はじめはここから出発した
目的は道具を使うことで棚はその手段

それがいつしか逆転して
道具・機械は手段側にまわる

職業人ならこれでアタリマエ
これがプロなんだよ

でもどこかひっかかってる自分がある
2007/03/22

また道具が増え・・・

何か新しいものを作るとき、たいて新しい道具が要る。
「ええっ またぁ?」と言う声を聞を聞きながら、今回は、

BOSSオシレーティングスピンドルサンダー

というのを入れた。DELTA社製。
ちなみに¥25,900。スピンドルセット(オプション)もつけた。¥9,800もするが、これがなければサンディングドラム径を替えられないので不可欠。絵に描いたようなオプション商法。

何に使う?
お察しの通り「ハープ」です。ちょっとまだ公開できないけど、いま250Kgのテンションに耐えるフレームを製作中。

このサンダー、もちろん凹面の成型に使うものだが想定以上に使い心地がよくて楽しい。
ミニレポートは例によって当サイトの道具コーナーにアップ予定。
2007/03/21

田中順子ギターコンサート

快晴の春分の日。場所は奈良市学園前ホール。

歯切れがよく胸のすく思いがした。
どの曲も田中さんオリジナルの音楽性が感じられた。やはりプロだなあと感心。
そのためか、連れ合いも俄かにファンになったようだ。
友人という早川氏の作品もかっこよくて、きっちりと印象に残っている。

楽器は十数年前のホセ・ロマニリョス。これでも「まだ新しいので、鳴り出すまで何時間もかかるの」とCDにサインしてもらうとき仰っていたとおり、コンサートの最初と終盤ではずんぶん音量に差があったように思う。
ちなみに彼女はエコール・ノルマルに留学する前は、私と同じ学校・・・つまり遥かな後輩にあたる
【曲目】
フリア・フロリダ   バリオス
森に夢見る      バリオス
アストゥリアス    アルベニス
アンダルーサ     グラナドス
シャコンヌ      J.S.バッハ

フライング・フリー  早川裕貴
ブラジリアーナ13番  ニャタリ
ホタ         アルカス~タレガ
ロッシニアーナ第1番 ジュリアーニ

<アンコール>
木もれ陽        早川裕貴
サンバースト      ヨーク    
タンゴ・アン・スカイ  ディアンス
アランブラ宮殿の思い出 タレガ
2007/03/12

ラグタイムでフレンチポリッシング

ギターの塗装。これにかける時間割合は台数を重ねるに従って増えつつある。特に本塗装前の木地仕上げ。

これには目止めも含まれる。ローズウッド系は非常に導管が太くいが、ハカランダはそのなかでも特に太い。しかも堅いのでパミスによる目止めは重労働だ。

やっと目止めが済んで今日から本塗装。自分はセラックニスのタンポ摺り、いわゆるフレンチポリッシュ。これで鏡面に仕上げていく。それなりに集中しないとヘマをするが楽しい作業である。

午後のFM、今日はピアノでラグタイムのメドレーが流れてきた。このリズムがタンポを動かすのにピッタンコ。極めて調子よくそして一定の速さでスリスリすることができる。その姿は多少滑稽ではあるが。
フレンチポリッシュをする人には間違いなく絶対にオススメ。是非一度お試しを。(そんな特殊なこと誰がするかって?)

2007/03/08

TOKYO ハンドクラフトギターフェス 2007

への出展が決まった。ギターを中心とした手工弦楽器の展示会だ。主催者のHPを見ると40団体近くがエントリーしているのでちょっとしたものだ。
この世界ではネット上でも有名な作家が一堂に会するので、それだけでもすごく楽しみ。

鉄弦アコースティックが中心だが、リュート属やトーレス以前のギターの出展もあってワクワクしている。

東京なので関西圏の方には来ていただきにくいのが残念。既にホテルは予約したし、荷物が多いので徳島の製作家といっしょに車で行く段取りも整った。あとは出展品を作るだけ・・・・

今回はクラシックギターの他に、目玉として例の水瓶型25弦ハープをお披露目する計画で依頼者の了解も得ている。あと二ヶ月しかないが、図面は出来ているし、1/3スケールモデルも完成が近い。
今製作中のギターはまだ塗装の最中だが、まあなんとかなるだろう。おもしろくなってきた。

展示会のHP : http://www.handcraftguitar.jp/
2007/03/03

エンドレスモード

ギターのネック成型作業。
洋式南京鉋、小刀、スクレーパ、小型反り鉋、精密ヤスリで削りだしていく。

ネックといっても上部にヘッド、下部にはヒールが連続しているので、これらとスムーズに「美しく」つなげねばならない。
厚みと断面の形は定規でチェックできるが、そのほかは目視と手触りが頼りだ。

目視でOKが出ても手触りでNGだったり、その逆もある。さらに過去の反省もクリアーしようとするので、なかなか一件落着しない。
「エンドレスモードやな」。

いつ果てるともなく手を動かす。
これが終われば楽しい塗装工程が待っている。