ワインラック付きファクス台(7) 塗装
- 2014/12/07
- 20:02

先ずご希望色に着色します。和信の水性ポアステインシリーズの「オーク」を使いました。顔料系なので耐候性よくてミズナラの場合は経年変化も極めて良好です。原液では塗らず水で2~3倍に希釈して塗り重ねます。刷毛塗りして余剰をウエスでふき取るとムラなく仕上がります。写真は塗装中です。完全に乾いた後、今回はオイルウレタンで上塗りする予定です。...
ワインラック付きファクス台(6) ボトルキーパー
- 2014/12/04
- 14:50

先日の続きです。このキャビネットのいちばんの見せどころは、ワインボトルをディスプレイできることで、2段式の棚の上に最大4本ずつ並べられます。棚そのものがワインの木箱材を使っているので、たとえボトルが無くても寂しくありません。カエデとクルミ材で作ったボトルキーパがスライド式になっていて本紫檀のウエッジ(楔:クサビ)によって任意位置に固定可能です。▼なにげに「風の森」のボトルが並んでますが、これは地元の...
ワインラック付きファクス台(5) 抽斗作り
- 2014/12/01
- 17:49

お客様提供の焼印が入ったワイン木箱材は、抽斗(ひきだし)の鏡板(かがみ板;前板のこと)と筐体の天板に象嵌して使用します。ワインを最大8本収納できるディスプレイ式の棚にも使います。抽斗は6杯、ワイン棚は2段です。▼ミズナラ柾目無垢材を「かまち組み」しています。抽斗の部材はレッドアルダーです。上から2段目の抽斗を組み立ててハタガネで固定しています。▼製作開始時にお客様に示した3D図面です。最終的には「オーク色...
ワインラック付きファクス台(4) ホゾ加工
- 2014/10/23
- 20:14

ホゾとは臍ではなく枘のことです。木の部材どうしを接合する仕組みですね。これによって「釘を使わない」家具を作ることができます。まず、ホゾ穴は角ノミであけます。今回、主に四分のノミ(12.7mm角)を使います。写真はありませんが、マキタのポータブル角ノミ盤を10年以上使っています。そしてホゾのオス側は、部品点数が非常に多いので今回は治具を使ってテーブルソーで一挙に加工しました。▼これが今日の結果です▼ホゾ部の横...
ワインラック付きファクス台(3)
- 2014/10/21
- 17:44

ATCでのイベントをはじめ今月は工房の外での仕事やイベントが本当に多かったのですが、その状況はまだ続きます。この週末からも、ピアノ発表会での演奏、バンドおよびコーラスの練習(指揮)、ギター製作教室、シニア大学が2回、そして月末から弦楽器フェアーで東京へ、てな具合。さて今日は、ワインラックの材料に墨付けをしました。この作業、いつも4Bのシャープペンを使って材料にしるしをつけていきます。そのしるしを頼り...