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2018/11/18

きのくに国際高等専修学校(和歌山県橋本市)からのお客様

 隣県橋本市にある標題の学校の生徒さんの工房訪問がありました。工房で授業めいたことをするのは久しぶりです。こういうのは嫌いではないので大いに楽しく過ごしました。若い子らの若さに羨ましさを感じながら、それよりも彼らのまっすぐななまなざしに感動を覚えました。
 製作に関することが中心でしたが、この道に入るまでのいきさつなんかもお話しをしました。今の彼らの心に少しでも何か伝わっていれば、うれしいと思います。
(記事および写真の掲載許可をいただいています)
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2018/11/16

15音律のギター作り

実は初めてではなくこれで2台目の製作となります。写真のとおり15音の平均律でフレッティングしています。つまり15フレットで1オクターブ上の音というわけ(普通は12フレットですよね)です。ポジションマーク位置も不思議でしょ。こういうご指定なんです。世にも不思議な音階とハーモニーの楽器です。もうすぐ塗装に入ります。ちなみに17音律のギターも作ったことがあります。
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2018/11/07

弦楽器フェア2018無事終了

 まずはご来場の皆様、関係者の皆様ありがとうございました。今回は人気演奏家の出演ということもあって、試奏演奏会では演奏会場が溢れるほどの大変な盛り上がりでしたが、無事に終えることができてなによりでした。
 出展したのは今夏作の表面板を厚めにしたハウザーをイメージしたギターです。やはり弾き手によって両極に分かれる評価傾向でした。そのギターは3日目の試奏コンサートで、熊谷俊之氏による「スペイン風セレナータ(マラッツ)」で披露されました。奏者の素晴らしい技量によるところが大きいのはもちろんでしたが、あのデッドな地下ホールでも音の通りと拡がりが充分感じられて、ひそかに胸を撫でおろした次第です。
 出展ギターのほとんどを弾かせていただき、中にはいくつか自分にとって魅力的な音の出方や響きの楽器にも触れることができて、今後に活かせるかどうかは別にしてもとてもよい経験ができました。

 
▼Tomasi-Musso Guitar Duo のお二人と (左:Tomasiさん、右:Mussoさん)
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▼パク・キュヒさんを囲んで
(ギターに対する曲目を決めるフィッティングの会場にて:パクさんのマネージャさん撮影・提供)
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▼左から井内耕二さん(製作家)、椎野みち子さん(ギター奏者)、私、Kazuo Satoさん(製作家)45282667_2242365572504363_6915104849314971648_o.jpg 
▼自分のギターをホールで試奏演奏してくれた熊谷俊之さんと
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2018/10/13

ラコート580mmの製作:完成

表板のセラックは通常の厚みで塗りました。側と裏板のタブノキはオスモ#3101を4回ほど塗り重ねました。これにて完成とします。ボディの形と中の構造はほぼラコートを再現していますが、ヘッドやブリッジは今風というかユーザーさんの好みでデザインしました。黒檀のブリッジはダブルホールです。白いバインディングはトラ杢入りの栃の木です。
さて、弦長580mmの音。Royal Classics(スペイン)の Romanticaという弦を張っていますが、この2月に作った630mmラコートによく似た妹のようで、古風でかわいらしい感じです。で、やはりこのギターでも半音ほど下げて調弦したほうが自分的には好きな音です。
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2018/10/12

海を渡ったラコート

 この2月に、ATCでの展示会用に作ったラコートモデルが、思いがけない良縁に恵まれ海を越えて嫁入りすることになりました。(海といっても津軽海峡ですが)
 実は先日の札幌での展示会にこのギターを出品したおりに、試奏演奏会で弾いてくれた先生が気に入って下さり新たなユーザー様となりました。この場ではありますが、あつく御礼申し上げます。どうもありがとうございました。
 かの地では19世紀ギターも弾く先生方が何人かいらっしゃるので、ゆくゆくはアンサンブルなどでも使っていきたいとのことで楽しみです。